ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

中国、住宅市場再生へ初回購入者向けローン金利下限引き下げへ

発行済 2022-09-30 08:17
更新済 2022-09-30 13:18
© Reuters.  中国人民銀行(中央銀行)は9月29日、一部都市で初めての住宅購入者向けローン金利の下限を段階的に引き下げることを地方政府に認めると発表した。写真は建設中の住宅、同国南部

[北京 30日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は29日、一部都市で初めての住宅購入者向けローン金利の下限を段階的に引き下げることを地方政府に認めると発表した。不動産価格を下支えし、低迷する市場を再生することが狙い。

ウェブサイトに掲載された声明によると、地方政府は2022年末までに、下限金利を維持するか、引き下げるか、廃止するかを決定できる。

人民銀は5月、初回住宅購入者の住宅ローン下限金利を引き下げ、同じ期間のローンプライムレート(最優遇貸出金利、LPR)を20ベーシスポイント(bp)下回る水準とした。住宅ローンの目安となる5年物LPRは現在4.30%。

人民銀は29日の声明で、2022年6─8月に新築販売価格が前月比、前年比ともに下落した都市については、住宅ローンの下限金利が緩和されると表明。「こうした政策や措置の導入は、不動産市場の着実かつ健全な発展促進に向けた政策手段を各都市の政府が十分に活用することを支援する」とした。

借り手の負担軽減と住宅需要押し上げに向け、新規ローン金利を銀行と顧客が交渉することも認める。

© Reuters.  中国人民銀行(中央銀行)は9月29日、一部都市で初めての住宅購入者向けローン金利の下限を段階的に引き下げることを地方政府に認めると発表した。写真は建設中の住宅、同国南部の広西チワン族自治区で17日撮影(2022年 ロイター/Eduardo Baptista)

中国国家統計局の調査によると、国内70都市のうち23都市で6月から8月にかけて新築住宅価格が前月比および前年比で下落が続いた。

アナリストは、住宅ローン金利の下限規制緩和はセンチメント的にプラスだが、一段の刺激措置が必要と指摘する。

ゴールドマン・サックスは「今後数カ月で地方政府の住宅規制緩和の動きがさらに出てくるだろう。しかし不動産セクターの大幅な回復には追加の政策措置と時間が必要だ」と述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます