[モスクワ 19日 ロイター] - ロシア議会の情報政策委員会のゴレルキン副委員長は19日、国家機関に対話アプリのワッツアップ使用停止を求めた。
ワッツアップを傘下に持つ米メタ・プラットフォームズは、ロシアの裁判所が3月に「過激派組織」に認定、ロシア連邦金融監視サービス(FMS)は今月「テロリストと過激主義者」のリストに加えた。フェイスブックやインスタグラムの利用はブロックされている。
メタの弁護士は裁判所で、メタは過激派活動を行っておらず、反ロシア感情には反対しているとしている。
ワッツアップはロシア人の間で広く利用されているが、ゴレルキン氏は代替アプリとしてロシアで普及しているテレグラムで、自身のアプリは削除するとし、より広範囲な使用禁止を提起。「国家や自治体の公務員は公的目的のためのワッツアップの使用を全面禁止する必要があると思う」と投稿した。