[東京 14日 ロイター] - ヤーマンは14日、2023年4月期の連結営業利益予想を前期比9.9%減の62億円(従来予想は同45.3%増の100億円)へと、従来の増益予想から減益予想へと下方修正したと発表した。ヘアケアやシェーバーなどの新カテゴリーや、リピート商材への中期的な売り上げ拡大への投資が先行したほか、直近の急激な為替変動の影響を踏まえた。
売上高予想は同5.0%増の430億円(従来予想は同22.1%増の500億円)に引き下げ、20年11月公表の中期経営計画の最終年度に当たるが、目標の売上高500億円、営業利益率20%以上の達成は難しい状況になったと説明している。
世界的なインフレを背景に消費財が値上がりする中、高価格帯製品の需要低迷が見られ始めたほか、人流活発化で消費行動がモノからコトへとシフト。中国のゼロコロナ政策の大幅緩和で、中国国内販売の拡大がペースダウンしたなどとしている。
純利益予想は同28.4%減の40億円(同19.1%増の66億5200万円)に下方修正した。