[マニラ 30日 ロイター] - フィリピンのマナロ外相は、同国と中国が5月にも南シナ海における共同の石油・ガス資源探査について協議を再開すると明らかにした。
29日に行われたGMAニュースとのインタビューの発言抜粋を、30日に外務省がメディアに公表した。
天然資源開発を巡り数十年にわたって対立関係にある両国間の緊張緩和を示す兆候とみられている。
マナロ外相は「石油・ガスに関する協議再開の提案があった。6週間程度の間に再開すると思うが、技術レベルになる」と述べた。協議対象となる探査箇所は不明。
エネルギー探査における協力模索の動きは繰り返し停滞し、ドゥテルテ前大統領は昨年6月に交渉を断念した。一方、習近平国家主席は今年、係争中でない海域での探査について協議を再開する意思があると表明した。