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SDエンター Research Memo(1):2020年度売上高倍増(14年度比)を目指し、RIZAP連携が本格始動へ

発行済 2015-07-10 17:46
更新済 2015-07-10 18:00
SDエンター Research Memo(1):2020年度売上高倍増(14年度比)を目指し、RIZAP連携が本格始動へ
SDエンターテイメント {{|0:}}は北海道を中心にゲーム、ボウリング、映画などの総合娯楽施設を経営するほか、フィットネスジムを全国で展開している。
2014年1月に健康コーポレーション {{|0:}}グループ入りして以来、コスト削減等を中心とするフェーズ1は終了し、現在は売上高拡大・成長を主眼とするフェーズ2へとコマを進めた状況にある。
同社は2020年度に売上高15,000百万円という目標を掲げている。
これは2015年3月期実績のほぼ2倍という水準だが、その売上高成長はフィットネス事業の伸長に大きく期待したものとなっている。
フィットネス事業の中期収益成長シナリオをまとめたものが2015年2月発表の「SDフィットネス中期ビジョン」だ。
「SDフィットネス中期ビジョン」の骨子は会員数アップと客単価向上の2つで、両者を掛け合わせて売上高を拡大する構図だ。
具体的施策の最大のポイントは、同じ健康コーポレーショングループのRIZAP(株)との連携にある。
連携の範囲は、トレーニングプログラム作成から会員の獲得と維持のノウハウ、サプリ類の開発など広範囲に及ぶ。
このうち最も注目され、かつ収益貢献が期待されるRIZAP連携プログラムが、早ければ7月からSDフィットネス国立店(東京)でスタートする見込みだ。
RIZAP型事業モデルになると期待されるこの新プログラムがヒットすれば、同社が期待するフィットネス事業を中核とする売上高倍増計画は実現に向けて大きく前進することになろう。
GAME事業やボウリング事業においても売上高拡大に向けての取り組みは進んでいる。
GAME事業では不採算店舗の閉店を完了する一方、新規店舗開設に漕ぎつけた。
ゲーム業界は残存者利益の獲得という領域に入ってきており、まずはそこで足掛かりをつくり上げたということだ。
ボウリング事業ではシニア層の獲得で一定の成果が出てきている。
深夜帯の対応など課題は残っているが集客の努力とその成果が着実に回り始めた印象だ。
インバウンドの外国人観光客の誘致やO2O(Online to Offline)マーケティングの活用など、集客努力の余地は大きく、フィットネス事業以外の分野でも収益拡大に向けた取り組みに注目される。
■Check Point ・健康CPグループ入り後、2つのフェーズを持つロードマップを実践 ・計画に対して未達も増収増益で着地、ROEは一気に10%台まで上昇 ・株主優待は健康コーポレーションの商品も加わり選択肢に幅 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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