Sudarshan Varadhan
[シンガポール 17日 ロイター] - 原油先物価格は17日のアジア市場序盤の取引でほぼ横ばい。前日は世界的な需要低迷懸念を背景に約5%下落し、4カ月ぶり安値を付けた。週間では4週連続の下げとなる見通し。
直近の北海ブレント先物価格は0.10ドル(0.1%)高の1バレル=77.52ドル。米WTI先物は 72.95ドルで横ばい。
INGはリサーチノートで「ファンダメンタルズ面での新たな展開はほとんどないが、1バレル=80ドルを割り込んだことでテクニカルの売りがかなり出たようだ」と説明した。
今週の原油価格の下落は主に米原油在庫の急増と記録的な生産水準によるもの。アナリストは需要低迷懸念が広がっていると指摘する。