Florence Tan
[シンガポール 20日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅続伸。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が価格下支えに向け追加減産を検討するとの見方が支援材料になっている。
0012GMT(日本時間午前9時12分)時点で、北海ブレント先物は0.11ドル(0.1%)高の1バレル=80.72ドル。米WTI先物は20日が期日の12月限が0.08ドル高の75.97ドル、取引がより活発な1月限は0.13ドル(0.2%)高の76.17ドル。
ブレントとWTIは17日の取引でともに4%超上昇。OPECプラスが26日に開く会合で追加減産の是非を検討すると複数の関係者が明らかにしたことなどを受けた。
市場はロシア産原油取引を巡る動きも注視している。米国は16日、主要7カ国(G7)などが設けた価格上限を超えるロシア産原油を輸送していた海運会社や船舶に制裁を科した。
一方、ロシアは17日、ガソリンの輸出禁止を解除した。