[18日 ロイター] - インタファクス・ウクライナ通信は18日、ウクライナが夜間にロシア第2の都市サンクトペテルブルクを国産ドローン(無人機)で攻撃したと報じた。
ウクライナで武器生産を統括するカミシン戦略産業相がスイスのダボスで「昨夜、標的を攻撃した。正確に1250キロ飛行した」と述べたと、同通信は伝えた。
ウクライナ軍関係筋は先に、サンクトペテルブルクの石油ターミナルを「この地域における取り組みの新たな段階」の一環として攻撃したとロイターに述べていた。サンクトペテルブルクはウクライナ国境の最も近い地点でも約850キロ離れている。
ロイターは独自に情報を確認できていない。ロシアが任命したウクライナ南東部の当局者は先に、ウクライナが夜間にバルト海沿いのロシア石油ターミナルへの攻撃を試みたが失敗したと述べていた。
今回の攻撃は、ウクライナが国境から離れたロシア領内の標的も含め、いかに反撃しようとしているかを示している。
ウクライナはロシアとの攻撃能力の差を縮めるため、航続距離の長い攻撃用無人機の開発・生産に取り組んでいる。