Colleen Howe
[北京 30日 ロイター] - 中国電力企業連合会(CEC)は30日発表した報告書で、2024年に国内の風力と太陽光による発電能力が石炭発電を初めて逆転するとの予測を示した。
それによれば、電力網とつながっている風力と太陽光の発電能力は24年末までに全体の約40%、石炭は37%と見込んだ。
23年末時点は、風力と太陽光が約36%、石炭は40%をやや下回る水準だった。
CECは、24年末までに1300ギガワット(GW)前後の風力・太陽光発電能力が構築されると分析。政府は30年までに1200GWを公式目標としているが、それを超えることになる。
また、原子力や水素などを含む非化石燃料による発電の能力は、23年に初めて全体の半分を超えたという。発電能力見通しの詳細な内訳は明かしていない。中国では依然として石炭が多く使われており、23年は消費電力の60%近くを賄った。