■財務状況と株主還元について
フォトクリエイト {{|0:}}の2015年12月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比458百万円増加の1,734百万円となった。
現預金が127百万円減少した一方で、関係会社株式の取得で492百万円増加したことが主因となっている。
2015年7月に(株)アロバの株式を取得した(出資比率49.0%)。
アロバは国内のネットワークカメラ用ソフトウェアで国内シェア29.6%と8年連続トップとなった企業で、現在、営業上の取引関係はないものの、画像分析技術など開発面でのミーティングは定期的に行っている関係にある。
負債合計は前期末比435百万円増加の885百万円となった。
関係会社株式の取得費用などで有利子負債が338百万円増加したことが主因となっている。
また、純資産は前期末比22百万円増加の848百万円となった。
新株発行に伴い資本金、資本剰余金が各10百万円増加した。
経営指標を見ると、有利子負債の増加に伴い自己資本比率や有利子負債依存度などの指標がやや悪化したが、ネットキャッシュは黒字を維持しており、財務体質は健全な状態が続いていると言える。
今後、学校写真領域での成長により収益が拡大すれば、財務基盤の拡充も進むものと予想される。
なお、株主還元については、現在は投資フェーズであること、また、内部留保の充実など財務基盤を強化する段階であることから無配としているが、将来的には東証1部または2部への上場を目指しており、その段階で配当も実施したい意向を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
現預金が127百万円減少した一方で、関係会社株式の取得で492百万円増加したことが主因となっている。
2015年7月に(株)アロバの株式を取得した(出資比率49.0%)。
アロバは国内のネットワークカメラ用ソフトウェアで国内シェア29.6%と8年連続トップとなった企業で、現在、営業上の取引関係はないものの、画像分析技術など開発面でのミーティングは定期的に行っている関係にある。
負債合計は前期末比435百万円増加の885百万円となった。
関係会社株式の取得費用などで有利子負債が338百万円増加したことが主因となっている。
また、純資産は前期末比22百万円増加の848百万円となった。
新株発行に伴い資本金、資本剰余金が各10百万円増加した。
経営指標を見ると、有利子負債の増加に伴い自己資本比率や有利子負債依存度などの指標がやや悪化したが、ネットキャッシュは黒字を維持しており、財務体質は健全な状態が続いていると言える。
今後、学校写真領域での成長により収益が拡大すれば、財務基盤の拡充も進むものと予想される。
なお、株主還元については、現在は投資フェーズであること、また、内部留保の充実など財務基盤を強化する段階であることから無配としているが、将来的には東証1部または2部への上場を目指しており、その段階で配当も実施したい意向を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)