米国株式相場は上昇。
ダウ平均は197.16ドル高の26504.95、ナスダックは127.22ポイント高の8164.00で取引を終了した。
4月雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比26.3万人増と予想を大きく上振れ、失業率は49年ぶりの低水準となり、買いが先行。
平均時給が予想に届かなかったことで、インフレが抑制されているとの認識が強まった。
ハイテク株を中心に買いが広がり、終日堅調推移となった。
ナスダック総合指数は最高値を更新した。
セクター別では全面高となり、特に小売や消費者・サービスの上昇が目立った。
ネット小売のアマゾン(AMZN)は、著名投資家バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ(BRKB)が投資を開始したことが伝わり、上昇。
家具・事務機器のニューウェル・ブランズ(NWL)は、決算内容が予想を上振れ、大幅上昇。
旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は、ドイツ銀行による投資判断引き上げを受け、堅調推移。
医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)は、決算内容が好感され、買われた。
自動車大手のフィアット・クライスラー(FCAU)は、通期の利益見通しを据え置いたことが好感され、上昇した。
セントルイス連銀総裁やシカゴ連銀総裁が相次いで、低インフレが継続する場合や米経済が低調となる場合には、利下げが必要との考えを明らかにした。
(Horiko Capital Management LLC)