【小幅高となる】16000-16300円のレンジを想定=村瀬 智一 5日のNY市場はまちまち。
カナダのアルバータ州で発生した森林火災の影響による原油相場の上昇を受けて買いが先行。
その後は、週間新規失業保険申請件数が予想より増加したほか、為替相場でドル高が進行したことが嫌気され、もみ合う展開となった。
ダウ平均は9.45ドル高の17660.71、ナスダックは8.55ポイント安の4717.09。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の16045円。
シカゴ先物にさや寄せする格好から、売り先行の展開になろう。
ただし、その後は米雇用統計を控えていることもあり、こう着感が強まりそうである。
決算発表が本格化していることも手掛けづらくさせよう。
一方で、為替市場では連休中に1ドル105円台に円高が進行していたが、安倍首相による市場介入示唆によって1ドル107円台と、落ち着きをみせてきている。
日経平均は2日の500円超の下げに対する自律反発も意識されやすいところか。
ボリンジャーバンドでは-1σと中心値(25日)とのレンジ内。
下ひげを残す格好で-1σを支持線としており、リバウンドが期待される。
一目均衡表では雲を下放れ、シグナルが悪化している。
雲下限が16385円辺りで横ばい推移しているため、この辺りで下げ渋りをみせておきたいところ。
16000-16300円のレンジを想定する。