[カイロ 13日 ロイター] - サウジアラビアが主導する連合軍は13日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジに向けて発射したミサイル4発と、爆発物を搭載したドローン6機を迎撃し破壊したと発表した。
サウジ国営通信SPAが連合軍の声明を報じた。声明は、迎撃した場所は明らかにしていないが、ドローンはフーシ派が支配するイエメンの首都サヌアからサウジに向けて発射されたとしている。
フーシ派のテレビ局アルマシラは、フーシ派の攻撃には言及していないものの、同派が支配する様々な地域を連合軍が13日に空爆したと伝えた。
サウジが支援する暫定政権をフーシ派が2014年終盤に首都サヌアから追放したことを受け、連合軍は2015年3月にイエメンへの介入を開始、サウジとイランの代理戦争の様相を呈している。
国連は最近、恒久的な停戦と和平交渉再開に向け関係当事者と協議を開始したが、停戦終了後に再び攻撃が始まり、協議は難航している。
*内容を追加しました。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200712T232245+0000