21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:27000円を挟んだこう着も、押し目買い意欲は高まる
■ディスコ、2Q営業利益 37.3%増 548億円、コンセンサス上回る
■前場の注目材料:ダイキン、73億円投じチェコに新工場、ヒートポンプ暖房、欧で攻勢
■27000円を挟んだこう着も、押し目買い意欲は高まる
21日の日本株市場は、売り優勢ながらも下値の堅さは意識されやすい相場展開が見込まれよう。
20日の米国市場ではNYダウが90ドル安だった。
週次失業保険申請件数が依然低水準にとどまり、9月中古住宅販売件数もほぼ予想に一致したため、景気減速懸念は後退。
IBMやAT&Tの決算を評価した買いも見られ、NYダウは一時400ドル近く上昇する場面が見られた。
ただし、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁のタカ派発言を受けて利上げ観測が強まると、長期金利の上昇を警戒した売りに押され下落に転じた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の27020円。
円相場は1ドル150円10銭台で推移している。
米国市場の下落影響から、やや売り先行で始まりそうである。
ただし、米国ではFRBによる積極的な金融引き締めへの警戒は根強いものの、予想を上回る決算を発表した銘柄が買われるなか、センチメントは改善傾向にある。
また、VIX指数は30.00を下回ってきたことも、ややリスク選好に向わせやすいだろう。
そのため、積極的に買いを入れてくる流れにはならないとはいえ、下値の堅さは意識されやすく、日経平均の27000円割れ水準での押し目買い意欲は強そうだ。
また、円相場が1ドル150円台に乗せてくるなか、ハイテクなど海外売上高の大きい米企業にとって収益の逆風となることから米ハイテク株の動向は気がかりとなる。
ただし、前日の取引終了後に決算を発表したラムリサーチは8%近く上昇し、SOX指数は上昇していることから、東エレク (TYO:8035)など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への下支えになりそうだ。
相対的に売り込まれていたハイテク株が底堅い値動きを見せてくるようだと、センチメント改善にも繋がると見られる。
物色の流れとしては決算を手がかりとした個別物色のほか、インバウンドなどテーマ性のある銘柄に短期資金は向かいやすいと考えられる。
また、経済対策への期待感も高まってきていることから、国策をテーマとした循環物色も意識されよう。
■ディスコ、2Q営業利益 37.3%増 548億円、コンセンサス上回る
ディスコ (TYO:6146)が発表した23年3月期2Q業績は、売上高が前年同期比20%増の1392.81
億円、営業利益は同37.3%増の548.70億円だった。
コンセンサス(535億円程度)を上
回る。
精密加工装置においてはグラインダを中心に高水準の出荷が継続し、消耗品で
ある精密加工ツールの出荷額も底堅く推移した。
機械装置の検収が進捗した結果、売
上高は半期ベースで過去最高。
損益については、為替の影響や改善活動の継続などで
収益性が改善した。
■前場の注目材料
・シカゴ日経先物は上昇(27020、大阪比+20)
・1ドル=150.00-10円
・SOX指数は上昇(2253.22、+15.47)
・VIX指数は低下(29.98、-0.78)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・ダイキン (TYO:6367)73億円投じチェコに新工場、ヒートポンプ暖房、欧で攻勢
・ホンダ (TYO:7267)インドに混合燃料2輪投入、24年末めど
・三菱電機 (TYO:6503)品質不正17拠点・197件、役員ら10人追加処分、最終調査報告書
・丸紅 (TYO:8002)送電線監視・解析の米ラインビジョンに出資、電力インフラ課題解決
・三井物産 (TYO:8031)米シグニチャーデンタルの優先株引き受け、歯科医院経営に参入
・KOA (TYO:6999)気流計測に参入、低コスト可視化システム来春投入
・両毛システムズ (TYO:9691)群馬・太田に新DC、33億円投資、24年春稼働
・旭化成 (TYO:3407)欧州で環境関連技術強化、電池性能1.3倍「革新電解液」 展開加速
・東洋紡 (TYO:3101)福井で2号機稼働、MLCC用離型フィルムコーティングの新ライン
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>
■株式見通し:27000円を挟んだこう着も、押し目買い意欲は高まる
■ディスコ、2Q営業利益 37.3%増 548億円、コンセンサス上回る
■前場の注目材料:ダイキン、73億円投じチェコに新工場、ヒートポンプ暖房、欧で攻勢
■27000円を挟んだこう着も、押し目買い意欲は高まる
21日の日本株市場は、売り優勢ながらも下値の堅さは意識されやすい相場展開が見込まれよう。
20日の米国市場ではNYダウが90ドル安だった。
週次失業保険申請件数が依然低水準にとどまり、9月中古住宅販売件数もほぼ予想に一致したため、景気減速懸念は後退。
IBMやAT&Tの決算を評価した買いも見られ、NYダウは一時400ドル近く上昇する場面が見られた。
ただし、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁のタカ派発言を受けて利上げ観測が強まると、長期金利の上昇を警戒した売りに押され下落に転じた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の27020円。
円相場は1ドル150円10銭台で推移している。
米国市場の下落影響から、やや売り先行で始まりそうである。
ただし、米国ではFRBによる積極的な金融引き締めへの警戒は根強いものの、予想を上回る決算を発表した銘柄が買われるなか、センチメントは改善傾向にある。
また、VIX指数は30.00を下回ってきたことも、ややリスク選好に向わせやすいだろう。
そのため、積極的に買いを入れてくる流れにはならないとはいえ、下値の堅さは意識されやすく、日経平均の27000円割れ水準での押し目買い意欲は強そうだ。
また、円相場が1ドル150円台に乗せてくるなか、ハイテクなど海外売上高の大きい米企業にとって収益の逆風となることから米ハイテク株の動向は気がかりとなる。
ただし、前日の取引終了後に決算を発表したラムリサーチは8%近く上昇し、SOX指数は上昇していることから、東エレク (TYO:8035)など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への下支えになりそうだ。
相対的に売り込まれていたハイテク株が底堅い値動きを見せてくるようだと、センチメント改善にも繋がると見られる。
物色の流れとしては決算を手がかりとした個別物色のほか、インバウンドなどテーマ性のある銘柄に短期資金は向かいやすいと考えられる。
また、経済対策への期待感も高まってきていることから、国策をテーマとした循環物色も意識されよう。
■ディスコ、2Q営業利益 37.3%増 548億円、コンセンサス上回る
ディスコ (TYO:6146)が発表した23年3月期2Q業績は、売上高が前年同期比20%増の1392.81
億円、営業利益は同37.3%増の548.70億円だった。
コンセンサス(535億円程度)を上
回る。
精密加工装置においてはグラインダを中心に高水準の出荷が継続し、消耗品で
ある精密加工ツールの出荷額も底堅く推移した。
機械装置の検収が進捗した結果、売
上高は半期ベースで過去最高。
損益については、為替の影響や改善活動の継続などで
収益性が改善した。
■前場の注目材料
・シカゴ日経先物は上昇(27020、大阪比+20)
・1ドル=150.00-10円
・SOX指数は上昇(2253.22、+15.47)
・VIX指数は低下(29.98、-0.78)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・ダイキン (TYO:6367)73億円投じチェコに新工場、ヒートポンプ暖房、欧で攻勢
・ホンダ (TYO:7267)インドに混合燃料2輪投入、24年末めど
・三菱電機 (TYO:6503)品質不正17拠点・197件、役員ら10人追加処分、最終調査報告書
・丸紅 (TYO:8002)送電線監視・解析の米ラインビジョンに出資、電力インフラ課題解決
・三井物産 (TYO:8031)米シグニチャーデンタルの優先株引き受け、歯科医院経営に参入
・KOA (TYO:6999)気流計測に参入、低コスト可視化システム来春投入
・両毛システムズ (TYO:9691)群馬・太田に新DC、33億円投資、24年春稼働
・旭化成 (TYO:3407)欧州で環境関連技術強化、電池性能1.3倍「革新電解液」 展開加速
・東洋紡 (TYO:3101)福井で2号機稼働、MLCC用離型フィルムコーティングの新ライン
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>