[香港 28日 ロイター] - 経営難に陥った中国の不動産開発大手、中国恒大集団は、ゴールデンウィークの連休で10億元(1億5226万ドル)の売り上げ達成を目指す。関係筋が明らかにした。
全国で値引き販売を行う。販売目標期間は今月25日─来月4日。今月30日から始まる労働節のゴールデンウィークと重なる。
同社は今月、国内の建設プロジェクトの95%を再開したことを明らかにした。
先週、子会社が対話アプリ「微信(ウィーチャット)」で明らかにしたところによると、413のプロジェクトでマンション1万戸の特別値下げを実施する。
同社の2021年の契約販売は前年比39%減の4430億元。22年の販売目標は明らかにしておらず、月間販売額の公表も昨年9月以降、停止している。
同社は5月と10月のゴールデンウィークに積極的な販促活動を行うことで知られている。経営難に陥る前の20年9月には30%の値引き販売を行い、9月と10月で1820億元を売り上げた。