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米国株式市場=上昇、物価ピークアウトの兆候で 週間では下落

発行済 2022-05-14 06:14
更新済 2022-05-14 06:19
© Reuters. 米国株式市場は上昇して取引を終えた。インフレがピークアウトした兆候に安心感が広がる一方、連邦準備理事会(FRB)による金融政策引き締めで米経済がリセッション(景気後退)に

[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。インフレがピークアウトした兆候に安心感が広がる一方、連邦準備理事会(FRB)による金融政策引き締めで米経済がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念もくすぶっている。

13日はここ数日で売られていた大型ハイテク株などが上昇を主導した。

もっとも週間ではS&P総合500種とナスダック総合は6週連続安。S&P500は2012年秋以来、ナスダックは11年春以来の最長の下げとなった。

ダウ工業株30種は7週連続安と、1980年冬以降で最長となった。

ウエルススパイヤー・アドバイザーズのシニアバイスプレジデント、オリバー・パーシュ氏は、13日の上昇は大幅な下げ局面の一時的な反発、または売られ過ぎの反動かもしれないとした上で、「下げがあと1─2週間続いても不思議ではないが、経済指標を度外視して市場の下値を確認する必要がある。きょうは売られてきた優良銘柄の一部が急反発した」と述べた。

米労働省は過去6営業日で賃金の伸び、消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(PPI)、輸入物価を発表し、インフレが3月にピークに達したことを示唆。FRBがインフレ対応で利上げすることにより米経済がリセッションに陥ると懸念していた市場参加者にとって歓迎すべきニュースとなった。

FRBのパウエル議長は12日、ラジオ番組のインタビューで物価安定こそ経済の根幹だと強調し、インフレ加速という最悪状況を避けるためにFRBが進める利上げで「多少の痛み」が生じることについて国民に理解を求めた。

チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は、パウエル議長は「謙虚さと真剣さを同時に示した」と指摘。「多少の痛みを伴うことを認める一方でインフレ抑制にコミットしている」と述べた。

S&P500の主要11セクターは全て上昇。一般消費財が4.1%高と上昇率トップだった。

S&P500構成銘柄のうち458社が第1・四半期決算を発表。リフィニティブによると、そのうち78%が市場予想を上回った。

アナリストによる第1・四半期の増益率見通しは前年同期比11.1%増。第1・四半期末時点では6.4%増だった。

個別銘柄ではツイッターが9.7%安。米テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は13日、ツイッター買収合意を、スパムや偽アカウントに関する詳細情報が得られるまで一時的に保留にしたと明らかにした。

テスラ株価は5.7%高となった。

金融サービスプラットフォームを手掛けるロビンフッド・マーケッツは24.9%高。暗号通貨取引所FTXの創設者兼CEOのサミュエル・バンクマン・フリード氏がロビンフッド株式7.6%を保有していることを明らかにしたことを受けた。

石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムは8.2%上昇。著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイによるオキシデンタル株の買い増しが材料となった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.73対1の比率で上回った。ナスダックでは2.91対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は133億2000万株。直近20営業日の平均は131億7000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 32196.66 +466.36 +1.47 31963.8 32276. 31862.

6 05 79

前営業日終値 31730.30

ナスダック総合 11805.00 +434.04 +3.82 11555.9 11856. 11510.

8 71 26

前営業日終値 11370.96

S&P総合500種 4023.89 +93.81 +2.39 3963.90 4038.8 3963.9

8 0

前営業日終値 3930.08

ダウ輸送株20種 14456.41 +136.14 +0.95

ダウ公共株15種 992.74 +9.90 +1.01

フィラデルフィア半導体 2970.37 +143.16 +5.06

VIX指数 28.87 -2.90 -9.13

S&P一般消費財 1187.30 +46.75 +4.10

S&P素材 517.80 +7.82 +1.53

S&P工業 786.26 +9.60 +1.24

S&P主要消費財 802.00 +11.24 +1.42

S&P金融 556.31 +7.51 +1.37

S&P不動産 269.54 +6.71 +2.55

S&Pエネルギー 612.25 +20.04 +3.38

S&Pヘルスケア 1497.40 +15.60 +1.05

S&P通信サービス 199.81 +4.90 +2.51

S&P情報技術 2375.29 +79.10 +3.44

S&P公益事業 361.51 +3.91 +1.09

© Reuters. 米国株式市場は上昇して取引を終えた。インフレがピークアウトした兆候に安心感が広がる一方、連邦準備理事会(FRB)による金融政策引き締めで米経済がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念もくすぶっている。3月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

NYSE出来高 11.65億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 26695 + 305 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 26675 + 285 大阪比

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