ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

チェルノブイリ原発、放射能監視システム機能不全=ウクライナ当局

発行済 2022-03-21 23:52
更新済 2022-03-22 08:09
© Reuters. 3月21日、ウクライナ原子力発電公社のエネルゴアトムは、ロシア軍に制圧されたチェルノブイリ原子力発電所の放射能監視システムのほか、周辺の森林火災消火サービスが機能していな

[リビウ(ウクライナ)/ウィーン 21日 ロイター] - ウクライナ原子力発電公社のエネルゴアトムは21日、ロシア軍に制圧されたチェルノブイリ原子力発電所の放射能監視システムのほか、周辺の森林消防隊が機能しておらず、放射線量が上昇するリスクがあると警告した。

エネルゴアトムは、チェルノブイリ原発から30キロ圏内の立入禁止区域の放射能監視システムが機能不全に陥っているほか、春から夏にかけて発生しやすい森林火災への対応もできない状態になっていると指摘。「ウクライナだけでなく、他の国でも放射線量が大幅に上昇する恐れがある」と警告した。

ロシア軍は2月24日の侵攻開始直後、1986年に大規模な爆発事故を起こしたチェルノブイリ原発を制圧した。

一方、国際原子力機関(IAEA)は21日、ウクライナ当局からの報告として、同原発でロシア軍による制圧後3週間余り勤務を続けてきた技術職員が、ようやく交代できたと発表した。

現在は稼働していない原発に隣接する核廃棄物処理施設は、2月24日にロシアが同原発を制圧した際に勤務シフトに入っていた職員らによって運転や管理が行われてきた。

IAEAはこれまで、職員が疲労とストレスが重なる中で勤務を続ければ、施設の安全性にも支障を来すとして交代を求めていた。

IAEAによると、20─21日の2日間で、交代を拒否した13人を除く全職員が勤務シフトを外れた。

© Reuters. 3月21日、ウクライナ原子力発電公社のエネルゴアトムは、ロシア軍に制圧されたチェルノブイリ原子力発電所の放射能監視システムのほか、周辺の森林火災消火サービスが機能していないため、放射線量が上昇するリスクがあると警告した。写真は2018年11月、ウクライナのチェルノブイリ原発(2022年 ロイター/Gleb Garanich)

一方、制圧時から現場にいるウクライナ人の警備員は大半がその場にとどまっているという。IAEAは先週、現地には技術職員と警備員が合計211人いると明らかにしていた。

IAEAは、ウクライナ人職員は原発の近くの町に住居があり、交代要員が勤務に入ったと説明した。

*システムの都合で再送します。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます