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米国株見通し:投資家のリスク選好姿勢が回復へ

発行済 2017-05-01 19:18
更新済 2017-05-01 19:33
米国株見通し:投資家のリスク選好姿勢が回復へ
S&P500先物 2383.75(+3.25) (19:00現在)
ナスダック100先物 5592.25(+11.75) (19:00現在)

19:00時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。
また、NYダウは25ドル高程度で推移。
欧州はLabor Dayで休場。
原油相場は小幅ながら下落して推移している。


28日の米株式市場は下落。
1-3月期GDP速報値が3年ぶりの低水準となり、寄付き後から下落した。
米議会が1週間の短期予算案を可決し、政府機関の一部閉鎖を回避したものの、トランプ政権の先行き不透明感が拡大したほか、一部ハイテク大手の決算内容が嫌気され、上値の重い展開となった。


米上下両院の交渉担当者は30日夜、9月末までの総額1兆1000億ドルの包括的歳出法案について、暫定的に超党派での合意に達したと報じられている。
民主党の優先事項におおむね沿った内容で、トランプ大統領が掲げてきた公約はほとんど盛り込まれていないと伝えている。
合意によって現行の暫定予算が失効する5日以降も政府機関閉鎖は回避される見通しとなった。


NYダウは足元で上値抵抗の25日線を上放れた。
世界情勢を巡る先行き不透明感が後退し、投資家のリスク選好姿勢が回復しつつある。
主要決算発表も好調な内容が続いており、今週以降も決算発表や経済指標が堅調となれば、株式相場は素直に反応する展開となりそうだ。


一方で、2-3日に連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。
FOMCでは政策変更の可能性は低いが、声明文などから6月利上げの可能性について何らかの示唆を得られるかが焦点となる。


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