[31日 ロイター] - 米ニュージャージー州は31日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け3月以降禁止していたレストランでの店内飲食について、限定的に再開する方針を明らかにした。コロナ状況が改善したためという。
マーフィー知事は、9月4日以降、レストランでの店内飲食が可能になると表明。再開に当たっては、店内で飲食する客数を25%の水準に制限し、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)が維持できるテーブルの間隔を確保することが義務付けられる。
カリフォルニア州ではサンディエゴやサンフランシスコなどで、31日から店内飲食が再開。9つの郡で他の制限も解除される。
ロイターの集計によると、米国の新型コロナウイルス感染者は前日、600万人を突破した。
米国で人口密度が最も高いニュージャージー州は隣接するニューヨーク州とともに一時はコロナ流行の震源地となり、コロナ感染症による死者は累計で約1万6000人と国内で2番目に多い。感染者数も計19万3000人を超える。
しかし、ロックダウン(都市封鎖)措置などが奏功し、感染率はおおむね1%を下回る水準で推移している。
*内容を追加しました。