[3日 ロイター] - 米石油大手シェブロンは3日、2022─25年の資本・探査予算見通しを年間で140億─160億ドルと従来の190億─220億ドルから大幅に引き下げると発表した。
21年予算は140億ドルとし、探査・生産事業に115億ドル、精製関連事業に21億ドルを割り当てる。
RBCキャピタル・マーケッツのアナリストは、21年のパーミアン盆地への支出額は20億ドルと20年当初計画の半分で19年の36億ドルも下回っていると指摘。「設備投資を長期的に減少させる」という同社の方針に一致しているとした。
シェブロンは全体的な予算は減少するが、カザフスタンのプロジェクトに必要な資金の減少が見込まれるため、22年以降はパーミアン盆地やメキシコ湾岸への投資を増やす可能性が高いとした。
シェブロン株価は序盤の取引で約1%高の90.72ドル。