以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家Hama氏(ブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」を運営)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年10月12日8時に執筆
「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」のHamaでございます。
衆院選が本格化し、相場の勢いが増しています。
9月中旬に「衆院解散」が飛び出した時点で、「『彼岸底』どころか、総選挙までに日経平均はアベノミクス最高値21,000円達成が視野に入ります。
」としておきましたが、概ね想定通りの展開となっています(※FISCO追記:13日前場に21,000円を突破しています)。
私の買い玉も、株価上昇に伴って利が乗ってきました。
巷では強気のコメントが増え、証券会社の社長からも「年末までに22,000円」とか「年末までに23,000円」などの予想が飛び出しています。
さて、そんな中、私Hamaはどうかと言うと、「そろそろ売り時が近づいている」と見ています。
衆院選と10月末から本格化する2Q業績期待を背景に上昇してきた日本市場ですが、ご存知の通り、株式相場では人と同じことをやっていては負け組になってしまいます。
証券会社社長が「日経平均、年末23,000円」とコメントすれば、今はまだ21,000円どころですから、誰もが「今のうちに買っておけ」とばかりに、株のことなど知らない初心者の皆さんも、我れ先にと証券口座を開設し、株を買い始めます。
そんなときに改めて心したいのが、こんな相場格言
◆人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行け
株は皆が買っていないところを買っておき、売りが出始める前には手じまいするもの
◆利食い千人力
含み益が出たところは、欲をかいて深追いせず利益を確定することを優先に
◆頭と尻尾はくれてやれ
相場の天井や底を見極めるのは至難の業。
天井や底に拘らずほどほどに売買すべし
10月12日の日経平均株価終値をベースに私Hamaの独自ツールを見る限り、手元のいくつかの指標で、日経平均・TOPIX・東証2部は短期的に「売り場」に差し掛かっていることを示唆しています。
また、私のブログでは、独自の「日経平均株価適正水準」を日々公表していますが、これは過去の膨大なデータを基に、「企業業績」と従来の「金融政策」によって導かれる日経平均株価の適正水準を算出したものです。
この、「日経平均株価適正水準」なる独自指標を見ても、日経平均株価は9月の衆院解散報道から「株価適正水準」をプラス乖離し始め、現在は+5%を超える乖離となっています。
日経平均株価がここから上昇しても、当面はよほどの好材料が無ければ上昇余地は決して大きくありません。
株を売買するときには、大きく「水準」「需給」「値幅」を見極める必要がありますが、その中でもとりわけ有効なのが「水準」の見極め。
短期的には、その時々の波によって適正水準を乖離する日経平均株価ですが、時間が経てば「適正水準」に戻ってきます。
ちなみに、昨年、日銀が追加緩和を決定し、年間6兆円ものETF購入が開始されて以降、日経平均は下がる場面で日銀の買い支えが入るため、「適正水準」から大きくプラス乖離に転じ、しばらくの間約+5.5%の乖離水準を維持することになったんです。
その後、日本市場は魅力が薄れ、かつての活気がなくなり「上がらず下がらず」の相場展開が続き、9月上旬の適正水準乖離率は+1%にまで下がってきていました。
そんな中、今回の衆院解散・総選挙が決定され、日経平均株価はみるみる適正水準をプラス乖離しはじめました。
「株価適正水準」をベースに、日経平均の乖離率を見ていれば、日経平均が高いのか安いのか概ね検討がつきますが、今回は+7%程度までのプラス乖離があると見ています。
ただ、株高政策もそろそろ佳境。
「いずれを行くも散らぬ間に行け」「利食い千人力」「頭と尻尾はくれてやれ」
強気のコメントが出始めたところで、少しずつ買い玉の整理を始め、次のチャンスの為にCP(キャッシュポジション)を高めておきたいと思います。
もっとも、下落場面では引き続き日銀の買い支えが入ることは、下値不安を和らげる要因となるでしょう。
株式投資は「森を見て、木を見る」ことが極めて重要。
日々の指標から相場の姿を読み取り、全体相場を把握した上で、個別の銘柄を吟味することです。
当ブログでは投資初心者の方のために、「森を見る」ための力を養う「基礎投資学習ツール」と有望な個別銘柄を毎日を抽出する「Stocks」用意しています。
「基礎投資学習ツール」は、全体相場の天底を判定するなどの実践的な機能も備えていますので、興味のある方はブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」からお問い合わせください。
それでは、「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」ブログにてお待ちしております。
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執筆者名:Hama
ブログ名:実践で学ぶ、負けない現代株式投資
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年10月12日8時に執筆
「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」のHamaでございます。
衆院選が本格化し、相場の勢いが増しています。
9月中旬に「衆院解散」が飛び出した時点で、「『彼岸底』どころか、総選挙までに日経平均はアベノミクス最高値21,000円達成が視野に入ります。
」としておきましたが、概ね想定通りの展開となっています(※FISCO追記:13日前場に21,000円を突破しています)。
私の買い玉も、株価上昇に伴って利が乗ってきました。
巷では強気のコメントが増え、証券会社の社長からも「年末までに22,000円」とか「年末までに23,000円」などの予想が飛び出しています。
さて、そんな中、私Hamaはどうかと言うと、「そろそろ売り時が近づいている」と見ています。
衆院選と10月末から本格化する2Q業績期待を背景に上昇してきた日本市場ですが、ご存知の通り、株式相場では人と同じことをやっていては負け組になってしまいます。
証券会社社長が「日経平均、年末23,000円」とコメントすれば、今はまだ21,000円どころですから、誰もが「今のうちに買っておけ」とばかりに、株のことなど知らない初心者の皆さんも、我れ先にと証券口座を開設し、株を買い始めます。
そんなときに改めて心したいのが、こんな相場格言
◆人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行け
株は皆が買っていないところを買っておき、売りが出始める前には手じまいするもの
◆利食い千人力
含み益が出たところは、欲をかいて深追いせず利益を確定することを優先に
◆頭と尻尾はくれてやれ
相場の天井や底を見極めるのは至難の業。
天井や底に拘らずほどほどに売買すべし
10月12日の日経平均株価終値をベースに私Hamaの独自ツールを見る限り、手元のいくつかの指標で、日経平均・TOPIX・東証2部は短期的に「売り場」に差し掛かっていることを示唆しています。
また、私のブログでは、独自の「日経平均株価適正水準」を日々公表していますが、これは過去の膨大なデータを基に、「企業業績」と従来の「金融政策」によって導かれる日経平均株価の適正水準を算出したものです。
この、「日経平均株価適正水準」なる独自指標を見ても、日経平均株価は9月の衆院解散報道から「株価適正水準」をプラス乖離し始め、現在は+5%を超える乖離となっています。
日経平均株価がここから上昇しても、当面はよほどの好材料が無ければ上昇余地は決して大きくありません。
株を売買するときには、大きく「水準」「需給」「値幅」を見極める必要がありますが、その中でもとりわけ有効なのが「水準」の見極め。
短期的には、その時々の波によって適正水準を乖離する日経平均株価ですが、時間が経てば「適正水準」に戻ってきます。
ちなみに、昨年、日銀が追加緩和を決定し、年間6兆円ものETF購入が開始されて以降、日経平均は下がる場面で日銀の買い支えが入るため、「適正水準」から大きくプラス乖離に転じ、しばらくの間約+5.5%の乖離水準を維持することになったんです。
その後、日本市場は魅力が薄れ、かつての活気がなくなり「上がらず下がらず」の相場展開が続き、9月上旬の適正水準乖離率は+1%にまで下がってきていました。
そんな中、今回の衆院解散・総選挙が決定され、日経平均株価はみるみる適正水準をプラス乖離しはじめました。
「株価適正水準」をベースに、日経平均の乖離率を見ていれば、日経平均が高いのか安いのか概ね検討がつきますが、今回は+7%程度までのプラス乖離があると見ています。
ただ、株高政策もそろそろ佳境。
「いずれを行くも散らぬ間に行け」「利食い千人力」「頭と尻尾はくれてやれ」
強気のコメントが出始めたところで、少しずつ買い玉の整理を始め、次のチャンスの為にCP(キャッシュポジション)を高めておきたいと思います。
もっとも、下落場面では引き続き日銀の買い支えが入ることは、下値不安を和らげる要因となるでしょう。
株式投資は「森を見て、木を見る」ことが極めて重要。
日々の指標から相場の姿を読み取り、全体相場を把握した上で、個別の銘柄を吟味することです。
当ブログでは投資初心者の方のために、「森を見る」ための力を養う「基礎投資学習ツール」と有望な個別銘柄を毎日を抽出する「Stocks」用意しています。
「基礎投資学習ツール」は、全体相場の天底を判定するなどの実践的な機能も備えていますので、興味のある方はブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」からお問い合わせください。
それでは、「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」ブログにてお待ちしております。
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執筆者名:Hama
ブログ名:実践で学ぶ、負けない現代株式投資