■業績動向
(3)財務状況
カルナバイオサイエンス {{|0:}}の2015年12月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,116百万円増加の2,337百万円となった。
主な増加要因は、現預金で998百万円、売上債権で96百万円、投資有価証券で45百万円等となっている。
一方、負債合計は前期末比75百万円増加の467百万円となった。
主な増加要因は、有利子負債で52百万円、未払法人税等で31百万円となっている。
純資産は同1,040百万円増加の1,870百万円となった。
新株予約権の行使に伴い、資本金及び資本準備金が547百万円増加したほか、当期純利益456百万円の計上により利益剰余金が増加したことによる。
当期に黒字化したことで、自己資本比率は前期の67.2%から79.7%に上昇し、有利子負債比率も13.2%から9.1%に低下するなど、財務体質は向上している。
今後については創薬事業での医薬品候補化合物の開発の進捗、ライセンスアウト交渉の状況次第ではあるが、創薬支援事業の収益基盤が着実に強化されてきており、創薬事業の研究開発費用の大半を創薬支援事業の収益でカバーする体制を構築しつつあり、財務面でも安定化してくるものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
主な増加要因は、現預金で998百万円、売上債権で96百万円、投資有価証券で45百万円等となっている。
一方、負債合計は前期末比75百万円増加の467百万円となった。
主な増加要因は、有利子負債で52百万円、未払法人税等で31百万円となっている。
純資産は同1,040百万円増加の1,870百万円となった。
新株予約権の行使に伴い、資本金及び資本準備金が547百万円増加したほか、当期純利益456百万円の計上により利益剰余金が増加したことによる。
当期に黒字化したことで、自己資本比率は前期の67.2%から79.7%に上昇し、有利子負債比率も13.2%から9.1%に低下するなど、財務体質は向上している。
今後については創薬事業での医薬品候補化合物の開発の進捗、ライセンスアウト交渉の状況次第ではあるが、創薬支援事業の収益基盤が着実に強化されてきており、創薬事業の研究開発費用の大半を創薬支援事業の収益でカバーする体制を構築しつつあり、財務面でも安定化してくるものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)