【ブラジル】ボベスパ指数 46503.99 -0.33% 10日のブラジル株式市場は続落。
主要指標のボベスパ指数は前日比153.11ポイント安(-0.33%)の46503.99で取引を終えた。
45592.08まで急落した後、いったん46819.09まで上昇した。
指数構成銘柄での値上がりは30、値下がりは36であった。
前日の取引終了後に、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ社が、「ブラジルの格付けをジャンク級に引き下げる(格付け見通しは「ネガティブ」)」と発表。
10日は取引開始直後から売りが急速に強まった。
その後、格下げはある程度織り込みの見方やNY原油先物の反発を受けて、いったん買い戻しに転換。
しかし、格付け会社フィッチも、「ブラジル格下げの確率は50%以上」と表明しており、再び売りが優勢になったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1718.90 -0.20% 10日のロシア株式市場は反落。
主要指標のMICEX指数は前日比3.53ポイント安(-0.20%)の1718.90で取引を終了した。
1730.08から1710.46まで下落した。
11日(金)開催予定のロシア中銀の金融政策決定会合を控え(金利据え置き予想)、様子見ムードが強かったもよう。
そうしたなか、10日の上海総合指数が、中国の8月生産者物価指数の下落幅拡大を受けて、企業活動の停滞が懸念され、3日ぶりに反落(1.39%安)。
欧州株も下げたことが、ロシア株を圧迫した。
一方、ブレント原油先物の反発が下支えとなった。
【インド】インドSENSEX指数 25622.17 -0.38% 10日のインド株式市場は3日ぶりに反落。
前日比97.41ポイント安(-0.38%)の25622.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同30.50ポイント安(-0.39%)の7788.10で取引を終えた。
朝方は下値を模索する展開を示したが、その後は下げ幅をじりじりと縮小させた。
前日の米株安に加え、この日のアジアの主要な株式市場が軟調な展開を示したことを受け、売りが先行。
また、インド市場が2日連続で上昇し、足元では過熱感がやや強まっている。
ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続も気がかり材料。
FIIは前日9日まで8日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3197.89 1.39% 10日の上海総合指数は値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比45.20ポイント安(-1.39%)の3197.89ポイントと3日ぶり反落した。
中国景気の先行き不安が改めて意識される。
寄り後に公表された8月の中国物価指標で、消費者物価指数(CPI)の上昇率が2.0%で予想の1.8%をやや上回ったものの、生産者物価指数(PPI)は5.9%低下し、マイナス幅が予想の5.6%よりも大きかったことがネガティブ。
PPIの低下が長期化するなか、企業活動の停滞が懸念された。
上海総合指数は昨日、約3週ぶりの高値を回復していたため、戻り売りの圧力も強まっている。