ドル/円
午後3時現在 92.53/54 1.3345/49 123.53/57
正午現在 92.46/49 1.3328/32 123.25/29
午前9時現在 92.53/54 1.3304/07 123.08/13
NY17時現在 92.65/69 1.3274/80 123.05/10
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[東京 26日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点
とほぼ変わらずの92円半ば。海外市場でつけた2カ月半ぶり高値から小幅下落した水準
でもみあいが続いた。テクニカル的な上抜けとなったことで、海外勢を中心に一段の上昇
を見込む声が上がり始めている。
海外市場で一時92.96円まで上昇、1月8日以来2カ月半ぶり高値を更新したドル
/円は、東京市場で一時92.39円まで下落。輸出企業などの実需筋やこれまでドル/
円を買い上げた短期筋の利益確定売りに押されたという。
しかし、午後に入るとドルは再び92円半ばから後半へじりじりと反発。「テクニカル
的に上抜けてきたことに着目した海外ファンド勢の買いが活発」(外銀)で、ドルの下値
では複数の外銀を経由した買いが断続的に入った。ドルは92.77円まで上昇した。
<米10年物スワップ・スプレッドの行方に関心、ドル/円上昇を左右か>
ドル/円が2カ月半ぶり高値へ上昇した手掛かりとなっている米金利の急上昇をめぐり、
市場の議論が活発化している。今回の金利上昇は、23日の米金利スワップ市場で10年
物スワップ金利が1年2カ月ぶりに10年債利回りを下回り、24日の取引でさらに水準
を切り下げたことを受けて「スプレッド拡大方向に賭けていたファンド勢がいっせいに損
失確定の反対売買に動き、取引金融機関の国債売りが活発化した」(外銀)のがきっかけ
との声が大勢。しかし、金利急騰が米国で中国人民元についての公聴会が行われた24日
だったことで、「売りの背景に最大保有国である中国から無言の圧力があった可能性もあ
るとの観測も出ている」(邦銀)という。前日の米債市場で10年債利回り
は一時3.93%と9カ月ぶり高水準をつけた。
米金利の上昇がファンド勢の損失確定なら「一時的な問題で金利の上昇も限られ、ドル
/円もそろそろ戻り売り」(都銀)との見方に傾きやすい。「いずれにせよ『悪い金利上
昇』なのでドル/円を(金利上昇に)追随して買い上げるのは危険」(別の外銀)との声
もある。しかし、テクニカル的に上抜けとなったドル/円は、海外勢が買い姿勢を強めて
きたタイミング。「このまま金利上昇基調が続けば、ドル/円は上がらざるを得なくなる」
(さらに別の外銀)との見方もあった。
(ロイター 基太村真司記者)
(shinji.kitamura@reuters.com;03―6441―1791;ロイターメッセージ
ング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)
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