こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
8/13付の「DailyOutlook」では、連休明けの東京株式市場について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『連休明けの東京株式市場は軟調な地合いが予想される。
米中の通商摩擦が長期化するとの観測などからリスク回避の米金利低下、円高となっており、週明けの米株式市場が続落となったことも響きそうだ。
一部にはアルゼンチンやイタリアの政局不安、香港での暴動激化などを指摘する報道もあるが、8月12日のVIX指数は21.09と5日の水準より低く、リスク回避姿勢は先週ほどではないだろう。
もっとも一旦荒れた市場が落ち着くには少し時間を要するものである』と伝えています。
続けて、今週は米中で主要な経済指標の発表もあることを挙げ、『市場は一喜一憂しそうだ。
例えば、7月の鉱工業生産はBloomberg(8月12日時点)によると米中で明暗を分けるとの見立て。
米国は前月比+0.1%と6月(+0.0%)より若干強い見通しだが、中国は前年比+6.0%と6月(+6.3%)より若干弱い見通し。
一方、7月の小売売上高では、米国が前月比+0.3%、中国は前年比+8.6%と予想され、米中ともに前回(米国+0.4%、中国+9.8%)より伸びが鈍化するとの予想である。
また、米国では8月のNY連銀やフィラデルフィア連銀の製造業景況指数が発表される予定。
前者は2.0、後者は9.3といずれも7月(前者4.3、後者21.8)から景況感が悪化するとの予想』と分析しています。
さらに、『しかし、良くない結果でも利下げ観測や財政政策などの期待が高まって市場を支えるだろう』とまとめています。
最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介していますので、詳しくは8/13付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜