[北京 28日 ロイター] - 中国の自動車大手、長城汽車 (SS:601633) (HK:2333)が発表した上期決算は24.5%の減益だった。新型コロナウイルスの流行で国内の自動車市場が打撃を受けた。
上期の純利益は11億5000万元(1億6753万ドル)。前年同期は15億2000万元だった。売上高は13%減の359億3000万元。
上期の販売台数は前年同期比13%減の約40万台。
ピックアップトラックの販売は38%増。新型モデル「Pシリーズ」を投入したことが寄与した。スポーツ用多目的車(SUV)の販売は20%減少した。
同社はドイツの高級車大手BMW (DE:BMWG)と合弁事業を展開している。米ゼネラル・モーターズ(GM)からインドとタイの2工場を買収することでも合意しており、年内に買収が完了する見通し。
中国の自動車市場は、新型コロナ危機から緩やかに回復しており、7月の販売は4カ月連続で増加した。ただ、1─7月では依然として12.7%減となっている。
ライバルの吉利汽車 (HK:0175)の上期決算は43%の減益だった。