■過去の業績推移
サン電子 {{|0:}}の過去5期分の業績を振り返ると、東日本大震災によるパチンコ業界の自主規制もあって売上高は2011年3月期にボトムをつけた。
その後、モバイルデータソリューション事業の急成長と遊技台部品事業の回復によって増収基調を維持している。
また、利益面では、利益率の高いモバイルデータソリューション事業の構成比の高まりに加えて、増収による固定費吸収などにより、2014年3月期の営業利益率は9.0%まで上昇している。
また、2015年3月期も貸倒引当金繰入額や積極的な投資に伴う先行費用の計上にもかかわらず、営業利益率8.4%を確保しており、同社の収益力の強さを示している。
一方、財務面では、財務基盤の安定性を示す自己資本比率は50~60%台で推移するとともに、短期の支払い能力を示す流動比率も200%超と高い水準にあることから、財務的な安全性に懸念はない。
また、資本効率を示すROEも、営業利益率とともに上昇して10.2%(2015年3月期)となっており、財務内容も優良と言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
その後、モバイルデータソリューション事業の急成長と遊技台部品事業の回復によって増収基調を維持している。
また、利益面では、利益率の高いモバイルデータソリューション事業の構成比の高まりに加えて、増収による固定費吸収などにより、2014年3月期の営業利益率は9.0%まで上昇している。
また、2015年3月期も貸倒引当金繰入額や積極的な投資に伴う先行費用の計上にもかかわらず、営業利益率8.4%を確保しており、同社の収益力の強さを示している。
一方、財務面では、財務基盤の安定性を示す自己資本比率は50~60%台で推移するとともに、短期の支払い能力を示す流動比率も200%超と高い水準にあることから、財務的な安全性に懸念はない。
また、資本効率を示すROEも、営業利益率とともに上昇して10.2%(2015年3月期)となっており、財務内容も優良と言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)