[パリ 24日 ロイター] - フランスの穀物商社ルイ・ドレフュスが24日発表した2021年通期決算は、大幅な増益となった。新型コロナウイルス禍から経済活動が回復し、主要作物の需要が好調だった。
21年の連結純利益は前年比82.5%増の6億9700万ドル。利払い・税・償却前利益(EBITDA)は22.6%高の16億2300万ドルだった。
穀物・油糧種子部門が中国の需要、高水準の圧搾マージン、エタノール価格の上昇で「素晴らしい営業成績」を達成したという。
穀倉地帯であるロシアとウクライナの戦争とそれに伴う貿易制限が、現地の事業に「重大な影響」が及ぼす可能性があるとも指摘。同社は今月、ロシア事業を停止。ウクライナでの活動も中止している。