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ドイツ鉄道が北京に調達拠点設置、中国製車両を大量購入へ

発行済 2015-05-29 08:45
更新済 2015-05-29 09:00
ドイツ鉄道が北京に調達拠点設置、中国製車両を大量購入へ
ドイツ最大の鉄道会社、ドイツ鉄道は今秋、北京市に海外調達拠点を立ち上げ、車両メーカーの中国南車(CSR:1766/HK)、中国北車との提携関係を強化する。
同社幹部がこのほど、地元メディアの取材に対して明らかにした。
ドイツ鉄道の車両調達において、中国は今後3~5年で重要な位置を占めるようになる見通し。
世界的に見ても、中国が将来的に市場シェアの半分を占めると予測した。
ドイツ鉄道は現在、シーメンスなど地元企業を主なサプライヤーとしている。
中国メーカーの台頭は、これら老舗サプライヤーにとって大きな脅威となる見通しだ。
例えば車両部品の車軸について、ドイツ鉄道は毎年、工業都市ボーフムで3万5000セットを調達。
ただ今後は、その一部を中国製に切り替えていく。
なお、ボーフム製車軸の単価が2000-3000ユーロなのに対し、中国製品はその約3分の2の価格設定だという。
中国政府は「走出去」政策を推進。
鉄道をはじめとする設備製造業の海外進出を後押ししている。
他業種に先駆ける形で、大型の業界再編にも着手。
南車と北車の合併手続きが進行中だ。
合併後には、カナダのボンバルディアやドイツのシーメンスを圧倒する世界最大の鉄道車両メーカーが誕生する。
【亜州IR】

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