エフ・ジェー・ネクスト (T:8935)は3日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。
売上高は前年同期比8.2%増の563.70億円、営業利益は同11.2%増の57.57億円、経常利益は同10.1%増の56.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同12.6%増の38.38億円となった。
不動産開発事業の売上高は前年同期比9.3%増の497.43億円、セグメント利益は同19.6%増の48.91億円となった。
当第3四半期累計期間は、「ガーラ・プレシャス練馬」「ガーラ・ヒルズ品川下神明」「ガーラ・レジデンス元住吉」などの新築物件の販売に注力するとともに、中古マンション(1,080戸)の販売も積極的に行った。
ワンルームマンション売上高は375.64億円(1,527戸)、ファミリー向けマンション売上高は70.62億円(160戸)、その他収入は51.15億円となった。
不動産管理事業の売上高は前年同期比10.6%増の21.25億円、一方で人件費等の増加により、セグメント利益は同18.0%減の5.22億円となった。
当第3四半期累計期間は、同社グループ開発物件の新規管理受託に加え、外部受注を積極的に進めたことで管理件数が増加し、賃貸管理戸数は15,690戸、建物管理棟数は287棟となった。
建設事業の売上高は前年同期比6.5%減の37.86億円、セグメント利益は同14.9%減の3.44億円となった。
当第3四半期累計期間は、マンション建設および大規模修繕工事を中心に受注は堅調に推移し、また工事についても概ね計画どおりに進捗した。
旅館事業の売上高は前年同期比17.7%増の7.14億円、セグメント損失は0.35億円(前年同期は0.10億円の利益)となった。
当第3四半期累計期間は、新たに取得した「清流荘」が売上高に貢献した一方で、利益面においては、同旅館の取得に係る初期費用や、既存旅館も含めた台風の影響等もあり、計画を下回って推移した。
なお、同社グループの主力事業である不動産開発事業は、物件の竣工や、顧客への引き渡しのタイミングにより四半期ごとの業績に変調が生じる傾向があり、2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比10.4%増の900.00億円、営業利益は同9.0%増の110.00億円、経常利益は同9.0%増の110.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.1%増の70.00億円とする期初計画を据え置いている。