米原油在庫の減少を背景に、26日の原油価格は上昇している。
26日午後6時26分時点で、WTI原油先物は2.11%高の59.05。ブレント原油先物は、1.05%高の65.31。
米石油協会(API)は米原油在庫の減少を発表した。
APIによると、先週の米原油在庫は250万バレル減の予想に対して、750万バレル減の4億7450万バレルとなった。
バンガード・マーケッツのマネジングパートナー、スティーブン・イネス氏ははロイター通信に対し、「APIの発表後、原油価格が急上昇した」と語った。また、「中東情勢の緊迫化により原油高となっており、APIの発表はエネルギー市場にとって強力な材料である」と述べた。
本日公開の米国エネルギー情報局(EIA)による原油在庫量は前回の310万バレル減に対して250万バレル減となることが予想されている。
25日、ドミトリー・ぺスコフ露大統領報道官は、プーチン露大統領が今週のG20 大阪サミットでサウジアラビアのビン・サルマーン皇太子と会談することを明らかにした。
プーチン大統領とサルマーン皇太子はOPECプラスにおける減産合意の延長について議論すると見られる。
OPECプラスは7月1、2日の総会で下半期の協調減産について話し合う。