6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円03銭まで下落後、108円56銭まで上昇し108円40銭で引けた。
予想を下回った米国経済指標を嫌いドル売りが優勢となった。
その後、米国政府が対メキシコ関税の発動を先送りする可能性が報じられるとリスク回避のドル売りは後退。
リスク選好の円売りも再開した。
ユーロ・ドルは、1.1309ドルまで上昇後、1.1244ドルまで下落し、1.1276ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り政策金利据え置きを決定。
フォワードガイダンスを修正し過去最低金利を従来計画より6カ月延長して維持する方針を示した。
しかし、ドラギ総裁が「見通しの著しい悪化は見込んでいない」との見方を示すと、利下げ観測は後退。
ユーロ買いが加速した。
ユーロ・円は、121円75銭から122円40銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2742ドルまで上昇後、1.2686ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9934フランから0.9880フランまで下落。