生活雑貨「無印良品」を展開する良品計画 (TOKYO:7453)は8月1日以降、中国で衣料品など約260品目を対象に平均20%の値下げに踏み切る。
これまでにない大規模な値下げを実施することで、割高なイメージを払しょくし、消費者を取り込む考えだ。
複数メディアが27日伝えた。
すでに中国で128店舗を展開。
阿里巴巴(アリババ・グループ)のB2Cサイト「天猫(Tモール)」にオフィシャルショップを出店するなど、Eコマースにも力を入れている。
若者を中心にブランド認知度は高く、都市部を中心に着々とファン層を増やしてきた。
ただ、中国での価格設定は競合ブランドよりも高く、割高なイメージも強い。
日本ではコンビニエンスストアなどでも見かける「日用雑貨」だが、中国では「高級ブランド」のイメージさえあると報じるメディアもある。
実際、日本での販売価格の2倍以上する商品もみられるという。
こうした状況のもと、現段階での値下げを「遅きに失した」とみる向きもある。
中国オリジナルの生活雑貨チェーンが続々と誕生し、衣料品でも海外のファストファッションブランドが中国市場に進出するなか、市場の新規開拓は困難と指摘された。
地方都市へ店舗網を拡大するにしても、無印良品が中国に進出した10年前に比べ、店舗賃料や人件費などは大きく上昇している。
同社にとって中国は、海外でもっとも重要な市場のひとつ。
今月8日に発表した第1四半期(2015年3~5月期)の業績では、東アジア地域(中国、台湾、香港、韓国)の売上高が約7割増の193億円、営業利益が38億円と3倍近く増えた。
うち中国の既存店売上高は1~3月に前年同期比39%増、4~6月に20%増と堅調に推移している。
【亜州IR】
これまでにない大規模な値下げを実施することで、割高なイメージを払しょくし、消費者を取り込む考えだ。
複数メディアが27日伝えた。
すでに中国で128店舗を展開。
阿里巴巴(アリババ・グループ)のB2Cサイト「天猫(Tモール)」にオフィシャルショップを出店するなど、Eコマースにも力を入れている。
若者を中心にブランド認知度は高く、都市部を中心に着々とファン層を増やしてきた。
ただ、中国での価格設定は競合ブランドよりも高く、割高なイメージも強い。
日本ではコンビニエンスストアなどでも見かける「日用雑貨」だが、中国では「高級ブランド」のイメージさえあると報じるメディアもある。
実際、日本での販売価格の2倍以上する商品もみられるという。
こうした状況のもと、現段階での値下げを「遅きに失した」とみる向きもある。
中国オリジナルの生活雑貨チェーンが続々と誕生し、衣料品でも海外のファストファッションブランドが中国市場に進出するなか、市場の新規開拓は困難と指摘された。
地方都市へ店舗網を拡大するにしても、無印良品が中国に進出した10年前に比べ、店舗賃料や人件費などは大きく上昇している。
同社にとって中国は、海外でもっとも重要な市場のひとつ。
今月8日に発表した第1四半期(2015年3~5月期)の業績では、東アジア地域(中国、台湾、香港、韓国)の売上高が約7割増の193億円、営業利益が38億円と3倍近く増えた。
うち中国の既存店売上高は1~3月に前年同期比39%増、4~6月に20%増と堅調に推移している。
【亜州IR】