■決算動向
(3)財務状況
ミロク情報サービス (TOKYO:9928)の2015年3月末の財務状況について見ると、総資産残高は前期末比287百万円増加の19,671百万円となった。
このうち流動資産の主な増減要因を見ると、現預金が1,498百万円増加した一方で、有価証券が399百万円、商品が135百万円それぞれ減少した。
また固定資産ではビジネスパートナーの株式を一部売却したことに伴い、投資有価証券が646百万円減少したほか、ソフトウェア資産が304百万円減少した。
一方、負債側を見ると、未払消費税等が366百万円増加したものの、有利子負債が短期・長期合わせて525百万円減少したほか、繰延税金負債が503百万円減少し、合計では前期末比673百万円減少の6,324百万円となった。
また、純資産については、その他有価証券評価差額金が771百万円減少したものの、利益剰余金が1,274百万円増加したほか、自己株式を使ったストックオプションの行使で自己株式保有数が減少(+486百万円)したことなどで、合計では前期末比961百万円増加の13,346百万円となった。
ここ数年の収益拡大に合わせて、有利子負債の圧縮を進めてきたことで、ネットキャッシュ(現預金+短期有価証券−有利子負債)は2015年3月末時点で4,000百万円を超える水準にまで拡大した。
また、自己資本比率も2013年3月末の59.9%から2015年3月末は67.8%まで上昇を続けており、収益成長とともに財務体質の改善が進んでいることがうかがえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
このうち流動資産の主な増減要因を見ると、現預金が1,498百万円増加した一方で、有価証券が399百万円、商品が135百万円それぞれ減少した。
また固定資産ではビジネスパートナーの株式を一部売却したことに伴い、投資有価証券が646百万円減少したほか、ソフトウェア資産が304百万円減少した。
一方、負債側を見ると、未払消費税等が366百万円増加したものの、有利子負債が短期・長期合わせて525百万円減少したほか、繰延税金負債が503百万円減少し、合計では前期末比673百万円減少の6,324百万円となった。
また、純資産については、その他有価証券評価差額金が771百万円減少したものの、利益剰余金が1,274百万円増加したほか、自己株式を使ったストックオプションの行使で自己株式保有数が減少(+486百万円)したことなどで、合計では前期末比961百万円増加の13,346百万円となった。
ここ数年の収益拡大に合わせて、有利子負債の圧縮を進めてきたことで、ネットキャッシュ(現預金+短期有価証券−有利子負債)は2015年3月末時点で4,000百万円を超える水準にまで拡大した。
また、自己資本比率も2013年3月末の59.9%から2015年3月末は67.8%まで上昇を続けており、収益成長とともに財務体質の改善が進んでいることがうかがえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)