Shinichi Uchida Nobuhiro Kubo
[東京 19日 ロイター] - 日産自動車は19日、2024年3月期連結業績予想を下方修正し、営業利益を6200億円から5300億円に引き下げた。中国の不振などで世界販売計画が下振れたほか、インフレの影響を受けてサプライヤーのコスト負担軽減の取り組みをなどを行ったためとしている。
IBESがまとめたアナリスト18人の予想平均値は6022億円だった。
売上高は12兆6000億円(従来13兆円)に、純利益は3700億円(同3900億円)にそれぞれ見直した。
世界販売台数は344万台と、計画していた355万台に届かなかった。内田誠社長によると、中国で販売が低迷、1月に起きた能登半島地震も影響した。
24年3月期はもともと400万台を見込んでいたが、昨年7月に中国が振るわず370万台へ、今年2月に主要市場すべて下方修正して355万台へ減らしていた。