こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
4/2付の「DailyOutlook」では、4月の投資戦略について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『2月上旬から始まった株価下落は日柄調整が相当に進んだものの、4月末の日経平均は3月末比でほぼ横ばいの21,500円を予想する。
米通商政策が世界的な貿易戦争に発展するリスク、安全保障政策のタカ派で知られるボルトン元国連大使が米大統領補佐官に就任することで高まる地政学的リスク、それらリスクで募る円高懸念など、日本株を取り巻く外部環境は芳しくない。
これらは折に触れて円高、日本株安の材料となるだろう』と伝えています。
続けて、しかし、それらは政治的なリスクであり、足元の内外経済状態が弱くなっているわけではないことを挙げ、『企業の購買担当者からみた景況感を示すPMIは、2月にグローバルで14年8月以来の水準まで上昇している。
3月に一部の先進国で製造業が少し低下したものの、総じてみれば良好な経済状態が続いているようだ。
これらは荒れた市場心理が回復に向かう際の原動力になるとみている。
特に日本においては昨年を上回る賃上げや好調が続くインバウンドが消費拡大を予感させ、株高の材料となるだろう』と分析しています。
さらに、『日本株市場では、円安ドル高局面になると外需銘柄が物色され、円高ドル安局面では内需関連銘柄が物色されるといった傾向がある。
円安トレンドが明確に見えてくるまでは、内需銘柄優位の展開が想定されよう。
その内需関連の中でも好業績や高ROE銘柄を物色対象として考えたい』とまとめています。
最後にレポートでは、『世界のコンポジットPMIの推移』『外需銘柄の対内需相対株価とドル円推移』の動きをグラフにして紹介していますので、詳しくは4/2付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜