シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで5月10日付けのネットの円の買い持ち高は前週からさらに減少した。
今週発表が予定されている日本の1−3月期国内総生産(GDP)確定値は、昨年10-12月期のマイナス成長からプラス成長に回復が予想されている。
26-27日に伊勢志摩で開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先駆けて、その準備会合となる先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が仙台で開催される。
発表によると、下振れリスクが残る世界経済の再興、パナマ文書流出を機に課税逃れ問題、テロ資金対策が重要議題となるもよう。
世界経済では回復は継続しているものの成長は緩やかでばらつきがあるとの見解で、各国の財政政策や構造的な問題を包括的に討議する。
昨年夏以降の金融市場の乱高下を踏まえて、国際金融の安全網の在り方も検討すると報じられている。
通貨安戦争や金融政策の限界、景気停滞の中、財政政策の必要性などが協議される可能性もある。
安倍首相はサミットで、必要に応じて為替についても議論する意向を示したものの、今週の会合で為替は主な議題にならないという。
世界経済への懸念にリスク回避で円高が進む中、当局の円高是正介入または、日銀の追加緩和に関する思惑が円相場に影響する。
米国では4月住宅着工件数、中古住宅販売、米4月消費者物価指数(CPI)がいずれも改善予想で年内の利上げ観測を後押しし一段のドル買いに繋がる可能性がある。
年内の利上げの軌道を探る上では、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演での発言、FRBが公表する4月26-27日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録に注目が集まる。
4月の連邦公開市場委員会(FOMC)声明では労働市場の順調な改善を指摘、「インフレ、世界経済、金融の展開を綿密に監視する」との文言を繰り返したものの、前回3月会合声明の中で警告した「世界経済、金融の展開が引き続きリスクを生む」との文言を削除した。
FOMCメンバーは世界市場混乱による米国経済への影響が限定的、また、米国経済は逆風に回復力があると判断したためと見られている。
同時に、「経済に減速の兆しが見える」と、景気判断は下方修正するなど、依然慎重な姿勢も維持。
2016年のFOMC投票権を有しタカ派として知られるカンザスシティー連銀のジョージ総裁だけでなく、通常はハト派として知られるボストン連銀のローゼングレン総裁も、「現在の経済の状況からすると金利は低すぎる」との見解で、「市場は米国経済に関してネガティブ過ぎる」と言及。
同時に、過剰な低金利を過剰に長期にわたり維持することでリスクが生まれると逆に警告した。
米国経済が予想通りに改善した場合、利上げをすべきだとの方針を再表明している。
米国経済の7割が消費が占める。
しかし、米国の代表的な小売り企業の最新決算が軒並み予想を下振れ、見通し下方修正が相次いだため米国消費動向への懸念が浮上した。
しかし、米国の4月小売売上高は1年ぶりの大幅な伸びを示し、連邦公開市場委員会(FOMC)の「消費が依然堅調」との見通しに一致。
オンラインでの売り上げは倍以上の伸びを示しているという。
国内総生産(GDP)の算出に用いられるコアの小売、食品、自動車、建材、ガソリンを除いたコントロールグループは前月比0.9%増と、2014年3月以降ほぼ2年ぶりの高い伸びを記録。
4-6月期の消費が年率3.5-4.5%の伸びを示すとの楽観的な見通しも浮上した。
4-6月期のGDPも2.5-3.0%成長が予想されている。
アトランタ連銀は4-6月期GDPの成長率見通しを従来の2.2%から2.8%へ引きあげた。
●G7(先進7か国)財務相・中央銀行総裁会議 日本仙台で20−21日に開催 ●米国 16日:カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が講演 17日:ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、ロックハート・アトランタ連銀総裁が経済に関して協議、カプラン米ダラス連銀総裁、米4月消費者物価指数(CPI):予想前年比+1.1%(3月+0.9%)、コアCPI:予想前年比+2.1%(3月+2.2%) 18日:米連邦準備制度理事会(FRB)4月26−27日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表 19日:ダドリーNY連銀総裁がマクロ経済に関して講演 ●日本 18日:1−3月期国内総生産(GDP)確定値:前期比年率+0.3%(−1.1%) ●中国 14日:4月鉱工業生産:予想前年比+6.5%(3月+6.8%)、小売売上高:予想前月比+10.6%(3月+10.5%) ●地政学的リスク ウクライナ紛争 ガザ紛争 イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」 シリア イエメン 【IMM】 ネット・円買い持ち:+59,047(5/10)←円買い持ち:+61,521(5/03)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077) *ユーロ ネット・ユーロ売り持ち:-21,872(5/10)←ユーロ売り持ち:-23,619(5/3)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高) *ポンド ネット・ポンド売り持ち:-34,935(5/10)←ポンド売り持ち:-40,408(5/3)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366) *スイスフラン ネット・スイスフラン買い持ち:+ 6,917(5/10)←スイスフラン買い持ち:+6,829(5/3)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331) *加ドル ネット・加ドル買い持ち:+25,874(5/10)←加ドル売り持ち:+18,943(5/3)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001) *豪ドル ネット・豪ドル買い持ち: +38158(5/10)←豪ドル売り持ち:+52395(5/3)
今週発表が予定されている日本の1−3月期国内総生産(GDP)確定値は、昨年10-12月期のマイナス成長からプラス成長に回復が予想されている。
26-27日に伊勢志摩で開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先駆けて、その準備会合となる先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が仙台で開催される。
発表によると、下振れリスクが残る世界経済の再興、パナマ文書流出を機に課税逃れ問題、テロ資金対策が重要議題となるもよう。
世界経済では回復は継続しているものの成長は緩やかでばらつきがあるとの見解で、各国の財政政策や構造的な問題を包括的に討議する。
昨年夏以降の金融市場の乱高下を踏まえて、国際金融の安全網の在り方も検討すると報じられている。
通貨安戦争や金融政策の限界、景気停滞の中、財政政策の必要性などが協議される可能性もある。
安倍首相はサミットで、必要に応じて為替についても議論する意向を示したものの、今週の会合で為替は主な議題にならないという。
世界経済への懸念にリスク回避で円高が進む中、当局の円高是正介入または、日銀の追加緩和に関する思惑が円相場に影響する。
米国では4月住宅着工件数、中古住宅販売、米4月消費者物価指数(CPI)がいずれも改善予想で年内の利上げ観測を後押しし一段のドル買いに繋がる可能性がある。
年内の利上げの軌道を探る上では、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演での発言、FRBが公表する4月26-27日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録に注目が集まる。
4月の連邦公開市場委員会(FOMC)声明では労働市場の順調な改善を指摘、「インフレ、世界経済、金融の展開を綿密に監視する」との文言を繰り返したものの、前回3月会合声明の中で警告した「世界経済、金融の展開が引き続きリスクを生む」との文言を削除した。
FOMCメンバーは世界市場混乱による米国経済への影響が限定的、また、米国経済は逆風に回復力があると判断したためと見られている。
同時に、「経済に減速の兆しが見える」と、景気判断は下方修正するなど、依然慎重な姿勢も維持。
2016年のFOMC投票権を有しタカ派として知られるカンザスシティー連銀のジョージ総裁だけでなく、通常はハト派として知られるボストン連銀のローゼングレン総裁も、「現在の経済の状況からすると金利は低すぎる」との見解で、「市場は米国経済に関してネガティブ過ぎる」と言及。
同時に、過剰な低金利を過剰に長期にわたり維持することでリスクが生まれると逆に警告した。
米国経済が予想通りに改善した場合、利上げをすべきだとの方針を再表明している。
米国経済の7割が消費が占める。
しかし、米国の代表的な小売り企業の最新決算が軒並み予想を下振れ、見通し下方修正が相次いだため米国消費動向への懸念が浮上した。
しかし、米国の4月小売売上高は1年ぶりの大幅な伸びを示し、連邦公開市場委員会(FOMC)の「消費が依然堅調」との見通しに一致。
オンラインでの売り上げは倍以上の伸びを示しているという。
国内総生産(GDP)の算出に用いられるコアの小売、食品、自動車、建材、ガソリンを除いたコントロールグループは前月比0.9%増と、2014年3月以降ほぼ2年ぶりの高い伸びを記録。
4-6月期の消費が年率3.5-4.5%の伸びを示すとの楽観的な見通しも浮上した。
4-6月期のGDPも2.5-3.0%成長が予想されている。
アトランタ連銀は4-6月期GDPの成長率見通しを従来の2.2%から2.8%へ引きあげた。
●G7(先進7か国)財務相・中央銀行総裁会議 日本仙台で20−21日に開催 ●米国 16日:カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が講演 17日:ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、ロックハート・アトランタ連銀総裁が経済に関して協議、カプラン米ダラス連銀総裁、米4月消費者物価指数(CPI):予想前年比+1.1%(3月+0.9%)、コアCPI:予想前年比+2.1%(3月+2.2%) 18日:米連邦準備制度理事会(FRB)4月26−27日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表 19日:ダドリーNY連銀総裁がマクロ経済に関して講演 ●日本 18日:1−3月期国内総生産(GDP)確定値:前期比年率+0.3%(−1.1%) ●中国 14日:4月鉱工業生産:予想前年比+6.5%(3月+6.8%)、小売売上高:予想前月比+10.6%(3月+10.5%) ●地政学的リスク ウクライナ紛争 ガザ紛争 イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」 シリア イエメン 【IMM】 ネット・円買い持ち:+59,047(5/10)←円買い持ち:+61,521(5/03)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077) *ユーロ ネット・ユーロ売り持ち:-21,872(5/10)←ユーロ売り持ち:-23,619(5/3)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高) *ポンド ネット・ポンド売り持ち:-34,935(5/10)←ポンド売り持ち:-40,408(5/3)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366) *スイスフラン ネット・スイスフラン買い持ち:+ 6,917(5/10)←スイスフラン買い持ち:+6,829(5/3)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331) *加ドル ネット・加ドル買い持ち:+25,874(5/10)←加ドル売り持ち:+18,943(5/3)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001) *豪ドル ネット・豪ドル買い持ち: +38158(5/10)←豪ドル売り持ち:+52395(5/3)