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東京外為市場・午後3時=ドル82円前半、原油高と株安でユーロや豪ドル軟調

発行済 2011-03-07 16:04

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 82.22/27  1.3972/75  114.92/96

正午現在   82.24/29  1.3972/75  114.92/96

午前9時現在 82.33/38  1.3990/92  115.19/25

NY17時現在 82.26/29  1.3979/85 115.13/16

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 [東京 7日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と

ほぼ変わらずの82円前半。アジア時間は薄商いの中、ユーロや豪ドルなど金利先高観の

ある通貨がやや弱含む一方、ドルや円が買い戻された。ドル/円は米長期金利の低下で下

落する場面もあったが、おおむね方向感なく狭い値幅で取引された。

 朝方底堅かったユーロ/ドルは、仲値前に軟化した。ユーロは対円でも弱含み、正午前

に115円を割り込んだ。前週末に米株式市場が下落したこと、原油価格の上昇でアジア

株が総じて軟調だったことなどを背景に、市場はリスク回避の姿勢を強めた。

 リスク選好時には買われやすい豪ドルも、朝方から軟調に推移し、原油価格の上昇とと

もに下げ幅を拡大する場面もあった。一方、ニュージーランド(NZ)ドルは、ニュージ

ーランド中銀が今週にも利下げに踏み切るとの観測が根強く、上値の重い展開が続いた。

 受け皿となったドルと円は強さが拮抗し、方向感が出にくかった。朝方に82.39円

付近まで上昇したものの、米長期金利の低下を受けて82.15円付近までじりじりと下

げ、その後は再び82.25円付近まで戻した。「上値が重いという印象がぬぐえないの

で、きょうの海外時間にいったん82円ちょうどに近づく可能性もある」(国内金融機関)

との声が出ていた。

 米銀筋によると、機関投資家がユーロ買い持ちに転じた。機関投資家は今年に入ってユ

ーロを弱気に見ていたが、予想に反してユーロが下落しないため、2月中旬から買い戻し

が始まったという。「とりあえず買い戻しが終わって、ここにきて少しだけロング(買い

持ち)になった」(米銀関係者)との声が聞かれた。しかしユーロ圏の財政問題に対する

懸念は根強く、「自信を持ってどんどん買い進めている感じでもない」(同)という。

 

(ロイターニュース 久保 信博記者)

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