■業績動向
(2) 2016年3月期見通し
パンチ工業 (TOKYO:6165)の2016年3月期の連結業績は、売上高が前期比7.6%増の37,000百万円、営業利益が同16.0%増の2,000百万円、経常利益が同17.5%増の1,900百万円、当期純利益が同9.4%増の1,300百万円と過去最高業績更新を見込む。
自動車や電子部品・半導体分野で売上を拡大していくほか、地域別では中国、東南アジア、インドに加えて欧米での販路拡大、新市場・新分野の開拓などを進めることで、増収増益を見込んでいる。
ただ、足元は中国で自動車やスマートフォンなど金型需要をけん引してきた市場が失速しており、金型用部品の受注も少なからず影響が出始めている。
このため、第2四半期以降は売上高が計画に対して弱含む可能性もあるが、利益ベースでは高付加価値製品への注力や同社顧客の中国内陸部へのシフトに合わせた拡販活動を進めていくことで、計画の達成を目指していく考えだ。
中国での高付加価値製品としては、現在5つの戦略製品に注力しており、売上高としては2014年度の1.2億元強から2015年度は1.4億元弱に拡大する計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
自動車や電子部品・半導体分野で売上を拡大していくほか、地域別では中国、東南アジア、インドに加えて欧米での販路拡大、新市場・新分野の開拓などを進めることで、増収増益を見込んでいる。
ただ、足元は中国で自動車やスマートフォンなど金型需要をけん引してきた市場が失速しており、金型用部品の受注も少なからず影響が出始めている。
このため、第2四半期以降は売上高が計画に対して弱含む可能性もあるが、利益ベースでは高付加価値製品への注力や同社顧客の中国内陸部へのシフトに合わせた拡販活動を進めていくことで、計画の達成を目指していく考えだ。
中国での高付加価値製品としては、現在5つの戦略製品に注力しており、売上高としては2014年度の1.2億元強から2015年度は1.4億元弱に拡大する計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)