先週の新興市場では、日経平均が20年10ヶ月ぶりに21000円台を回復するなか、マザーズ指数、日経ジャスダック平均ともに上昇した週前半には出遅れ感の強いマザーズ主力株に買いが入る場面も見られたしかし、相場全体の先高感の高まりで個人投資家の関心は主力大型株の一角や指数連動ETF(上場投資信託)に向かったようだマザーズ指数や日経ジャスダック平均の伸びは日経平均ほど大きくなく、マザーズ指数は75日線に上値を抑えられる格好となったなお、週間の騰落率は、日経平均が+2.2%であったのに対して、マザーズ指数は+1.6%、日経ジャスダック平均は+1.1%だった
個別では、マザーズ時価総額上位のミクシィ (T:3550)が週間で3.7%高、そーせいグループ (T:3935)が同6.9%高、PKSHA Technology (T:6324)が同6.3%高と堅調だったただ、直近IPO銘柄のPKSHA Technologyは15000円手前で利益確定売りに押される場面も見られたサイバーダイン (T:4849)は同0.2%安と伸び悩んだその他売買代金上位では、直近IPO銘柄のロードスターキャピタル (T:6890)やテックポイント・インク (T:7886)が同2割前後の上昇となり、今上期が黒字転換の見込みとなったディジタルメディアプロフェッショナル (T:7567)が週間のマザーズ上昇率トップだった反面、スタジオアタオ (T:2437)やエディア (T:3719)は決算発表を受けて売りがかさみ、下落率上位に並んだジャスダック主力ではハーモニック・ドライブ・システムズ (T:6172)が同2.3%高と堅調で、エン・ジャパン (T:2152)は同9.4%高となったハーモニック・ドライブ・システムズは第2四半期の受注実績を評価する動きがあり、エン・ジャパンは一部証券会社の新規高評価が観測されたフェローテックHD (T:9262)も高評価付与を手掛かりに買われたまた、ヤマト・インダストリー (T:3484)や栄電子 (T:3995)が急動意を見せ、週間のジャスダック上昇率上位に並んだ一方、シンワアートオークションやジェクシード
が下落率上位だった
今週の新興市場では、マザーズ指数が一段と戻りを試す場面もあるだろうマザーズ指数は9月高値(1113.18pt)を前に足踏みが続いており、上値の重さが意識されているようだ足元で主力大型株への資金シフトが見られる点も考慮する必要があるが、マザーズ指数は6月に付けた年初来高値(1214.41pt)をなお1割近く下回り、出遅れ感が強い日経平均が上げ一服となる場面では出遅れ感のあるマザーズ銘柄にも物色が向かうだろう
今週は、10月16日にメタップスなどが決算発表を予定しているメタップスの17年8月期は黒字転換の見込みとなっている一方、18年8月期の業績について市場の見方は分かれており、会社計画が注目されようまた、22日には衆院選の投開票が予定されている序盤情勢は与党優勢と伝わっており、安倍首相が掲げる「人づくり革命」に沿った幼児活動研究会などの子育て支援関連銘柄が改めて注目される可能性がある
IPO関連では、シルバーライフ、テンポイノベーション、SKIYAKIの3社が10月16日までブックビルディング期間となるいずれも投資家の関心は高く、需要の積み上がりは順調と観測されているPKSHA Technologyなど直近IPO銘柄の株価がセカンダリーで大きく上昇したことも支援材料となっているようだ
個別では、マザーズ時価総額上位のミクシィ (T:3550)が週間で3.7%高、そーせいグループ (T:3935)が同6.9%高、PKSHA Technology (T:6324)が同6.3%高と堅調だったただ、直近IPO銘柄のPKSHA Technologyは15000円手前で利益確定売りに押される場面も見られたサイバーダイン (T:4849)は同0.2%安と伸び悩んだその他売買代金上位では、直近IPO銘柄のロードスターキャピタル (T:6890)やテックポイント・インク (T:7886)が同2割前後の上昇となり、今上期が黒字転換の見込みとなったディジタルメディアプロフェッショナル (T:7567)が週間のマザーズ上昇率トップだった反面、スタジオアタオ (T:2437)やエディア (T:3719)は決算発表を受けて売りがかさみ、下落率上位に並んだジャスダック主力ではハーモニック・ドライブ・システムズ (T:6172)が同2.3%高と堅調で、エン・ジャパン (T:2152)は同9.4%高となったハーモニック・ドライブ・システムズは第2四半期の受注実績を評価する動きがあり、エン・ジャパンは一部証券会社の新規高評価が観測されたフェローテックHD (T:9262)も高評価付与を手掛かりに買われたまた、ヤマト・インダストリー (T:3484)や栄電子 (T:3995)が急動意を見せ、週間のジャスダック上昇率上位に並んだ一方、シンワアートオークションやジェクシード
が下落率上位だった
今週の新興市場では、マザーズ指数が一段と戻りを試す場面もあるだろうマザーズ指数は9月高値(1113.18pt)を前に足踏みが続いており、上値の重さが意識されているようだ足元で主力大型株への資金シフトが見られる点も考慮する必要があるが、マザーズ指数は6月に付けた年初来高値(1214.41pt)をなお1割近く下回り、出遅れ感が強い日経平均が上げ一服となる場面では出遅れ感のあるマザーズ銘柄にも物色が向かうだろう
今週は、10月16日にメタップスなどが決算発表を予定しているメタップスの17年8月期は黒字転換の見込みとなっている一方、18年8月期の業績について市場の見方は分かれており、会社計画が注目されようまた、22日には衆院選の投開票が予定されている序盤情勢は与党優勢と伝わっており、安倍首相が掲げる「人づくり革命」に沿った幼児活動研究会などの子育て支援関連銘柄が改めて注目される可能性がある
IPO関連では、シルバーライフ、テンポイノベーション、SKIYAKIの3社が10月16日までブックビルディング期間となるいずれも投資家の関心は高く、需要の積み上がりは順調と観測されているPKSHA Technologyなど直近IPO銘柄の株価がセカンダリーで大きく上昇したことも支援材料となっているようだ