[ロンドン 18日 ロイター] - 英市場・競争庁(CMA)は18日、米フェイスブック親会社メタに対し、同社傘下のアニメーション画像(GIF)作成・共有プラットフォーム企業ジフィーの売却を改めて命令し、メタは受け入れを表明した。6月に仲裁機関がCMAの判断を支持していた。
CMAは昨年11月、メタによる2020年の4億ドルでのジフィー買収がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のスナップチャットやツイッターといった同業他社に打撃を与える恐れや、広告市場の競争を弱める可能性があるとしてジフィー売却を命令。英国のディスプレー広告市場で同社が展開する見通しによって挑戦者が排除されていることにも懸念を示していた。メタは不服を申し立てたが、仲裁機関はCMAを支持した。
CMAによると、その後にメタとジフィーからの新たな提出文書を審査し検討したが、命令は変えないとの判断に至った。
メタ広報担当者は同社が決定に失望しているとしたものの、最終回答として受け入れると表明。「ジフィー売却について今後CMAと緊密に協力していく」と述べた。