8日のドル・円相場は、東京市場では120円11銭から119円63銭でやや軟調推移。
欧米市場でドルは120円03銭まで戻したが、119円93銭で取引を終えた。
本日9日のドル・円は120円前後でもみあいを続ける見通し。
米国の年内利上げに対する懐疑的な見方は残されており、リスク選好的な円売りはやや抑制される可能性がある。
8日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(9月16-17日開催分)の議事録には、「引き締め時期は近づいたが、見通しが明確化するまで様子見が賢明」との見解が記されていた。
また、「数人のメンバーは原油安、ドル高によるインフレの下方リスクを予想」、「ほとんどのメンバーは短期的にインフレが2%を下回ると予想」との記述も含まれており、FOMCのメンバーは、インフレ進行の可能性は当面低いと考えていることが確認された。
米雇用情勢の改善は金利引き上げにつながる要因との見方が多いようだが、現時点でインフレ進行のリスクは増大していないことから、市場関係者の間からは「利上げを急ぐ必要はない」との声も聞かれている。
利上げによってドル高が進行した場合、インフレ抑制につながり、物価目標を大きく下回る状態が続くことになる。
ドル高によって輸出が低迷する可能性があることも利上げ先送りを決めた理由のひとつかもしれない。
欧米市場でドルは120円03銭まで戻したが、119円93銭で取引を終えた。
本日9日のドル・円は120円前後でもみあいを続ける見通し。
米国の年内利上げに対する懐疑的な見方は残されており、リスク選好的な円売りはやや抑制される可能性がある。
8日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(9月16-17日開催分)の議事録には、「引き締め時期は近づいたが、見通しが明確化するまで様子見が賢明」との見解が記されていた。
また、「数人のメンバーは原油安、ドル高によるインフレの下方リスクを予想」、「ほとんどのメンバーは短期的にインフレが2%を下回ると予想」との記述も含まれており、FOMCのメンバーは、インフレ進行の可能性は当面低いと考えていることが確認された。
米雇用情勢の改善は金利引き上げにつながる要因との見方が多いようだが、現時点でインフレ進行のリスクは増大していないことから、市場関係者の間からは「利上げを急ぐ必要はない」との声も聞かれている。
利上げによってドル高が進行した場合、インフレ抑制につながり、物価目標を大きく下回る状態が続くことになる。
ドル高によって輸出が低迷する可能性があることも利上げ先送りを決めた理由のひとつかもしれない。