[9日 ロイター] - 英競争・市場庁(CMA)は9日、日立製作所による仏電子機器大手タレスの鉄道信号事業買収について、旅客運賃の上昇につながる恐れがあると表明した。
これを受け、タレスは買収完了が来年下半期にずれ込むとの見通しを示した。これまでは来年初めの完了を見込んでいた。
CMAは買収計画について2次審査を実施する。
日立は昨年8月にタレスの鉄道信号事業を16億6000万ユーロ(17億5000万ドル)で買収すると発表。タレスによると、これまでに承認が必要な13カ国・地域のうち9カ国・地域で承認を取得した。