10日のマザーズ指数は3日続落となった。
前日の米国市場において、主要3指数が揃ってマイナスとなるなか、本日のマザーズ市場には朝方から売りが先行した。
米中貿易摩擦への期待感を背景に中国株が上昇スタートを切ったことを受け、マザーズ指数は上昇に転じる場面がみられた。
その後は、日本時間13時01分に実施された2000億ドル(約22兆円)分の中国製品への制裁関税発動や週末要因の利益確定の動きの動きなども相まって、プラス圏確保とはならなかった。
なお、売買代金は概算で969.32億円。
騰落数は、値上がり144銘柄、値下がり131銘柄、変わらず7銘柄となった。
値下がり率上位銘柄では、CRI・ミドルウェア (T:3698)が18%安となり、値下がり率トップとなったほか、日本動物高度医療センター (T:6039)やアイペット損害保険 (T:7323)などがそれに続いた。
売買代金上位では、前日大引け後に19年6月期第3四半期決算にて営業赤字幅の拡大が確認されたメルカリ (T:4385)が5%安となったほか、サンバイオ (T:4592)、シノプス (T:4428)、トビラシステムズ (T:4441)、マネーフォワード (T:3994)、窪田製薬ホールディングス (T:4596)が軟調。
一方でユナイテッド (T:2497)、オンコリス (T:4588)、日本ホスピス (T:7061)、アンジェス (T:4563)、チームスピリット (T:4397)、カオナビ (T:4435)は上昇。
ユナイテッドは、19年3月期の営業利益を前期比572.5%増の110.84億円と発表したほか、70万株(10.00億円)を上限とする自社株買いを実施することを明らかにした。