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今週のマーケット展望「2万3000円台前半を固める展開」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)

発行済 2018-02-05 09:29
更新済 2018-02-05 09:33
今週のマーケット展望「2万3000円台前半を固める展開」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)
こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。
先週の米国市場は1月の雇用統計上振れによる利上げペース加速を警戒し、ダウ平均が665.75ドル安、ナスダックは144.92ポイント安の大幅下落となりました。
先週の日本株市場は円高の影響がネガティブ視されていただけに影響が気になるところです。
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、2月5日に配信されました。
その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。


広木さんは今週の日本株相場について、『当たり前だが、米国株次第である』とした上で、『米国株の動揺が収まるかを見守りたいところ。
その意味では週明けの東京市場で大幅安は想定しにくい。
(1)日経平均は米国株が崩れる前から円高を嫌気して高値から1000円もすでに下げていること、(2)その円高も、日銀の指値オペ+良好な雇用統計+米国金利上昇とこれだけ円安ドル高要因が出れば110円台に戻っていること、(3)「初押しは買い」との格言通り、週末を挟んで少し冷静になった投資家の押し目買いで月曜日のNY市場が反発する可能性もあるため、NY市場の反応を見る前に一段と売り込むのは躊躇われるだろう』と分析しています。


加えて、『週明けはさすがに売り先行で始まるだろう。
日経平均は2万3000円を割り込む場面もあるかもしれないが、そこでは押し目買いが入るだろう。
3日の日本経済新聞は、「2日までに2017年4~12月期決算を発表した企業の約7割で、純利益が前年同期より増えた」と報じた。
記事には「1月以降、上方修正に踏み切る企業が相次ぎ、4~9月期決算時より増益率が切り上がっている」とある。
実際に日経平均のEPSは1540円程度にじわりと上方修正されている。
2万3000円を割り込めばPERは14倍台に低下、割安感も出てこよう』と見ています。


さらに、『冷静に考えれば米国の金利上昇は日本株にとって好材料。
為替の面でも円高が進みにくくなるし、米国株から日本株へのシフトも誘因するかもしれない。
2万3000円割れがあれば押し目買いの好機と判断する』と考察しています。


飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。
レポート発行人との見解とは異なる場合があります。
詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。


フィスコリサーチアナリスト飯村真由


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