[チューリヒ 30日 ロイター] - スイスの重電大手ABB (S:ABBN)は30日、新型コロナウイルス感染拡大などの影響で第1・四半期に全ての部門が減収となり、全体の収益が悪化する見通しだと明らかにした。
同社は原油安も業績の打撃となっているとし、通年の業績見通しを取り下げた。
同社は文書で「新型コロナ感染症による第1・四半期決算への明確な影響はまだ判断できないが、全部門の売上高が前年比で減少し、受注への影響はそれほど大きくないと見込む」とした。
生産の減少に伴い、収益も悪化するとした。
ロボティクス&ディスクリート・オートメーション事業については、同期に受注と売上高が20%減少する見通しとした。
同社の取締役と執行役員は、新型コロナ危機が続く間、10%の減俸を受け入れることを自主的に決めた。減俸で浮いた資金は新型コロナウイルス対策に活用する。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200330T061116+0000