[パリ 29日 ロイター] - 航空機大手エアバス (PA:AIR)が発表した第1・四半期決算は、調整後営業利益が49%減少して2億8100万ユーロ(3億0470万ドル)に、売上高は15%減の106億3100万ユーロとなった。
キャッシュフロー(現金収支)は80億3000万ユーロのマイナス。これには、英、仏、米の汚職捜査を巡る和解金36億ユーロが含まれている。
新型コロナウイルスの拡大が航空業界に深刻な打撃をもたらしていることを受け、エアバスは前月、通期業績見通しを撤回し、借入枠を拡大した。
エアバスは、現金の保持に注力する方針。2020年の設備投資計画を約7億ユーロ縮小して19億ユーロ前後とし、事業の継続性に必須でない活動を先送りまたは中断する予定だ。