[チューリヒ/ジュネーブ 30日 ロイター] - 米製薬大手ファイザー (N:PFE)は30日、独バイオ医薬ベンチャーのビオンテック<22UAy.F>と共同開発する新型コロナウイルス向けワクチンについて、年末までに最大2000万人分の生産を目指すと表明した。
同社のワクチン部門を担当するナネット・コセロ氏は「まずワクチンの有効性や安全性が確認される必要がある」とした上で「有効性や安全性が確認されれば、年末までに1000万ー2000万人分程度のワクチンを生産していきたい」と語った。
ドイツ当局は今月に入り、両社によるコロナワクチンの治験を認可した。コロナワクチンを巡っては、世界中で70株を超えるワクチンの治験が行われており、米国企業ではモデルナ (O:MRNA)やジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) (N:JNJ)、ノババックス (O:NVAX)などが参加している。