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マリオット、第1四半期利益は予想割れ コロナで客室売上高減

発行済 2020-05-12 00:23
更新済 2020-05-12 00:27
© Reuters. マリオット、第1四半期利益は予想割れ コロナで客室売上高減

[11日 ロイター] - 米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナル (O:MAR)が11日発表した第1・四半期決算は利益が市場予想を下回った。新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置に伴う休業が響き、ホテル業界で業績の重要な指標とされる販売可能客室1室当たりの売上高が落ち込んだ。

決算を受け、マリオットの株価は5.5%超下落した。年初からは約42%の値下がりとなっている。

販売可能客室1室当たりの売上高(RevPAR)は前年同期比22.5%減。4月単月では90%急減した。

ソレンソン最高経営責任者(CEO)は「パンデミック(世界的流行)の拡大に伴い、RevPARが世界各地で急減した」と述べた。

純利益は3100万ドル(1株当たり0.09ドル)と、前年同期の3億7500万ドル(同1.09ドル)から減少。特別項目を除く1株利益は0.26ドルだった。

売上高は7%減の46億8000万ドル。

リフィニティブのまとめたアナリスト予想は1株利益は0.80ドル、売上高が40億3000万ドルだった。

一方、4月のグレーターチャイナ(大中華圏)での客室稼働率は25%と、2月半ばの10%弱から改善した。段階的な経済活動の再開が背景。

総債務は約12%拡大し、122億3000万ドルとなった。

今月8日時点で保有の純流動性は約43億ドル。

世界でホリディ・インなどを展開する英ホテル経営大手のインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG) (L:IHG)も先週、新型コロナ感染拡大により4月の平均客室収入が前年同月比で約80%減少したとの推計を示した。

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