[パリ 26日 ロイター] - フランスのアメリー・ドモンシャラン欧州問題担当相は26日、新型コロナウイルス対策としての欧州連合(EU)復興基金創設を長期予算の支出削減の口実にしてはならないという考えを示した。
ドモンシャラン担当相は「借金をして借金を返すことを防ぐのが私の役割だ」と強調。財政規律を重視するいわゆる倹約4カ国(オーストリア、オランダ、スウェーデン、デンマーク)は復興基金を巡って活発に議論しているが、彼らの真の目的は多年度財政枠組み(MFF)の過度の膨張を抑えることにあると述べた。
その上で、フランスとしては交付金による復興基金と十分な規模を備えたMFFの双方を求めるとし、復興を維持するためにもMFFが脆弱になってはならないとした。
復興基金構想は27日の欧州委員会で最終案が提示される。
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